私はネイリストなのですが、元々美容全般に興味があり、その中でも大好きなのがアロマテラピーです。

義母が美容師・エステティシャンで、落ち着いたら一緒に仕事をしたいと言われているのですが、復職に向けて身に着けておきたくて、ずっとアロマを勉強しています。そのうち育児が落ち着いたら、検定取りたいなあと思っています。


アロマテラピーには　主に精油（エッセンシャルオイル）を用いるのですが、その中でも高価で知られているものが「ローズ」「ジャスミン」そして「ネロリ」。

アロマに興味が無い方にはなかなか聞きなれない名前だと思いますが、お正月飾りの食べられないミカン、ダイダイの花から抽出されるオイルです。

ダイダイは、英語でビターオレンジともいい、その名の通り、普通に食べられるものではありません。しかし、アロマの分野では3つの部分から精油を取り出すことが出来るとてもありがたい木なのです。



　見覚えはあるはず。

実から取り出した精油は「ビターオレンジ」。葉と枝からは「プチグレン」。
そして　お花から取り出したものが　「ネロリ」です。ほんのり苦味のある、柑橘系なのにフローラル調の強い香りです。
お花はひとつずつ手摘みされ、大量のお花からほんの少ししか抽出できないため（1トンから1グラムと言われます／1キロじゃなくて、い　っ　と　ん　です。1/1000000になっちゃうのです・・・。）　非常に高価なオイルとなります。

そんな貴重なネロリを国内で生産されているのが　ネローラ花工房さん。
こちらのネロリは　ベーシックなビターオレンジからの抽出ではなく、皆さんに馴染みのある甘夏からとったもの。なんでも、甘夏自体　元々ビターオレンジの一種であった夏みかんの突然変異で生まれたものだそうで、それを南国熊本でオーガニック栽培しておられるそうです。



これが国産の甘夏ネロリ。


ネロリには「精神安定」「皮膚の新陳代謝促進」「ホルモンバランスの安定」「不眠症」「女性特有の生理周期の症状の緩和」などなど、女性にうれしい効果がたくさん。
中でも、個人的にとてもありがたいのが　「ホルモンバランスの安定」「ストレスによる消化器症状の緩和」です。いや、実は元々甲状腺の病気持ちで、今も内科と産婦人科に通っていますし、ＩＢＳ（過敏性腸症候群）持ちなので・・・（ただし、ストレスが原因と断定はされていないのですが）。




そして　重要なのが「皮膚の新陳代謝促進」。
普通柑橘系のエッセンシャルオイルって刺激があるため、肌につけるのは良くないんですが、ネロリは別。スキンケアに用いることが出来るのです。

私の最近の肌悩みは３つ。
「毛穴がたるみだして、ほほの毛穴がはっきり見えるようになってきた」
「目尻にハリがなく、引っ張らないとリキッドで跳ね上げラインを描けなくなった」
「去年と同じスキンケアを使っても朝には粉吹き芋になっている」

・・・書いてて悲しくなりますが、本当にひどいんです。特に　3つ目がヤバイ！この1週間、重めのクリームまでしーっかり塗って寝ているのに、朝起きたら粉ふき芋！白く粉を噴き、顔中がチリメンコジワ。みなさんもここまでの乾燥肌見たことないと思いますよ、多分・・・。挙句、乾燥しきっているので、化粧水をつけてもかゆい！熱い！

あまりにもひどいので、行きつけ皮膚科に行ったら、「まー　加齢が原因だから仕方ないですよ」の一言でシューリョー。もちろん　薬も何もございません。あまりにひどいので、昨日から朝のメイク前にもクリームつけてから　化粧するようにしました。・・・・が、4時には粉ふき芋フッカーツ。どないせーちゅーねん。

あ、今も　お風呂上りちゃんとケアしましたけど、23時の時点で　すでに口元は粉吹いています。3時間しか経ってないっちゅーねん。なので、寝る前にももう一度ケアをしています。が、朝には粉f(ry

そんなわけで、今こんな私に合う保湿剤を切実に大至急探しているのです。

そこに届いた「国産ネロリの保湿剤」、早速今回のお試しです。




私が試したのはネロリの美容オイル。
ベースはチリ産オーガニックのゴールデンホホバオイル。そこにネロリを入れただけの超シンプル配合。
オイルなのですが、洗顔後、ローション前に使うのがコツなんだとか。



こんな小さめのボトルです。
手に取ると黄色いオイル。
思っていたほど香りは強くなく、若干甘目かな。
ネロリをかいだことがない方に伝えると、フローラルウッディー系です。シトラスではあるんですが、いわゆる柑橘系果実の香りというよりはやはり花の香り。少し苦味がありますが。

質感はホホバオイルそのもの。つけても　やはりオイルらしいオイルでした。うん、オイル。シンプルにオイル。
やはり化粧水・乳液だけよりも潤いが長続きします。

が、翌朝はまた粉吹きしてました(´ﾟ∀ﾟ｀；)私の乾燥どれだけ手強いんでしょう。。。
これ、朝起き抜けメイク前に使うのはちょっと厳しい。光毒性がないにしても、乳化していないそのままの油分を下地に使うと化粧崩れしやすくなるのは仕方ありません。そういう意味ではやはり夜用ですね。

さて、みこみこさんのダメ出しタイムーはいります。（（（；゜д゜）））
この商品の課題はパッケージングです。
1回に半プッシュっていうのが目安量なんですが、ポンプが微調整効きにくい！ちょこっと出すのは結構至難。押すと意外とかたいのに、ちょっとチカラを込めると一気に下まで押してしまって出過ぎる。

あとは　ボトルのデザインもイマイチ。100円均一でよく売ってるカラのスプレーボトルにそっくり。ネロリのお花かもしれないけど、高級感がない。まだ無地ボトルのほうが良いくらいですね。

4410円というのは　コスメとしてはハイブランドの美容液・クリームを除外すればそこそこいい値段です。
それなら、もう少しなんとかしようないのでしょうか＞ボトル。


私は試していませんが、こんなオイルバームもあります。↓




ネロリの美容クリーム。
ベースはチリ産オーガニックのゴールデンホホバオイル、＋国産ネロリのみのシンプル配合。
つまり上の美容オイルと同じです。が、そこに最低限の蜜蝋を加えることによって　よりしっとり感を増したバーム状になっています。こちらはスキンケアの最後にうすく伸ばすだけ。

どちらも　原材料が必要最低限の種類のみということで、本当のナチュラルケアアイテムだと思います。グリセリンや保存料すら入れていない。潔いですね。

ただ、量の割に高価過ぎる。
使用量はごく微量だし、案外長持ちはすると思うのですが、それでも　逆に微量過ぎると手につく量の比率が結果的に多くなってしまい、使い勝手も悪い。


オイルもバームも　私は平気だし、ツボに入る人には限りなくいいものだと思いますが、家族にＮＧ出される可能性もなきにしもあらず、と考えるともう少しホホバオイルの配合量を増やし、ネロリをおさえるほうがコストダウンもできるし、売れやすくなるかも。どうしても香りがきつくてダメな人は高級な芳香剤として使うのもひとつの手かも。ホホバオイルの保湿力の恩恵には預かれなくても、芳香浴の恩恵には十分に預かれます。


あと、できれば　ジャータイプではなくスティックやチューブなど、直接塗れるようなパッケージングのほうがいいですね。オイルバームはいったん手につくと、何回か洗い流さないとべたつきが収まりません。ジャータイプは爪が長いと不便も不便です。

更に言えば、ラインナップに精油がないのがちょっと不思議。せっかくいいものを作っているのであれば、その原液こそ売り出すべきではと思うのです。少々高くても、いいものなら欲しいというアロマテラピストさん、いると思うんですけどねー。







http://monipla.jp/bl_rd/iid-2081655301506d98f34865d/m-4fdb345ee3b64/k-1/s-0/

みこみこ 　 2012-10-17 21:56:44 提供：株式会社ネローラ花香房