●重曹の主な働き
<吸湿・消臭作用>: 吸湿性に優れ悪臭を消します。酸性のにおいだけでなく、アルカリ性のにおいを吸収するなど、広範囲のにおい物質を消臭します。
<洗浄作用>: 弱アルカリ性の重曹は、油汚れを溶かす作用があります。
<発砲作用>: 酸性成分と反応して二酸化炭素の細かい泡を発生します。発砲作用を利用すれば排水パイプの掃除などに使えます。
●基本的な使い方(掃除)
・重曹を粉のまま振りかけるか、湿らせたスポンジにとって使う。(シンクのくすみ、カーペットの汚れ、消臭剤など水を使えない場所の掃除に適しています。)
・重曹を入れた容器に水を数滴入れペースト状にする。(タイルのカビ、浴槽の水あか、鍋のこげなどに最適です。)
・1ℓの水に重曹を大さじ4の割合で溶かし、水溶液にする。(グラス、密閉容器のくもり、スイッチなどの手あか、エアコンフィルターの汚れ、窓ガラスの汚れなどに最適です。)
●重曹のいろいろな使い道
★キッチンのシンク
シンクにまんべんなく重曹の粉を振りかけ、円を描くようにスポンジで磨き、洗い流します。最後は、乾いたふきんでからぶきして、磨きあげて下さい。
★換気扇の油汚れ
換気扇のフィルターを石けんと重曹を入れた湯に入れ一晩つけ置きすると驚くほどきれいになります。つけ置きした後は、たわしなどで汚れをかき出してください。
★魚焼きグリル
魚焼きグリルは、魚を焼くときに汁受けに水ではなく重曹を入れておくと、においを吸収し、後のお手入れも楽にできます。
★電子レンジの汚れとにおい
重曹のペースト(水1に対し重曹2)を油汚れのひどい場所に直接塗り、使用済み歯ブラシ等でゴシゴシ磨いてください。また、電子レンジの外の汚れは、重曹水(水1ℓに重曹大さじ4)をスプレーしてよくふき取ってください。
★まな板の汚れ
濡らしたまな板に重曹を振り、少し置き、タワシでこすり水洗いするとにおいも消えてすっきりします。仕上げにまな板にまんべんなく酢をかけます。
★カーペット、ソファーの汚れ
重曹を振りかけ、掃除機で吸うと汚れが取れてすっきりします。
★排水口のぬめり
排水口回りにこびりついたぬめりや汚れは、重曹をまんべんなく振りかけ、酢を重曹の上から注ぐとシュワシュワと泡立ち発砲の力で汚れを落とします。
★犬・猫のグルーミング
重曹水で耳掃除や歯を磨く。重曹を全身に振りかけブラッシングすると汚れやにおいが取れます。
★洗 濯
日ごろ使う洗濯用の洗浄剤として重曹を使い、ひどい汚れの時に石鹸・洗剤を使用する。重曹は洗剤の洗浄力を高め、水を軟らかくして、生地をフワッと仕上げます。重曹のみで洗濯する場合には、水の量10Lにつき大さじ1杯が基本です。30Lですと大さじ3杯となります。泡が立たないので、すすぎが簡単で節水にもつながります。洗剤や石鹸を一緒に使用される方は、通常使用する洗剤の量のうち、半分を重曹に置き換えて使用して下さい。(重曹ですと、落ちも悪いので、セスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤をいっしょに使うことをお勧めいたします。)
★入浴剤として
重曹を大さじ5~8杯入れることで重曹泉となります。特徴は、やさしい洗浄効果、肌をなめらかにする美肌と保湿です。当社で販売されておりますビタミンC(アスコルビン酸)を少量入れると、塩素も除去出来てしまいます。お子様のいらっしゃる方は、間違ってお風呂のお湯を飲んでしまっても食用の重曹で作る入浴剤なら本当に安全です。重曹の入浴剤は香料のような嫌な臭いもありませんし、残ったお湯はそのまま洗濯機で再利用出来ます。
●保存方法 :湿気を吸収しやすいので、密閉した状態で、高温多湿や直射日光を避けて保存してください。
●漆器や畳、フローリングなどの天然素材の物は、変色したり表面が傷つく場合がございますので使わないで下さい。
●アルミは黒ずみ、銅は重曹を付着したままにするとサビが生じることがあるので使用しないで下さい。
●眼に入った時は、こすらずにすぐに洗い流してください。
●弊社は、上記に起因する損害について一切の責任を負いません。お客様の責任で行ってくださいますようお願いいたします。