日本語検定委員会のくつわむしです。
前回のプロジェクト『「敷居が高い」の本来の意味は？
日本語検定３級に挑戦！』に参加してくださった皆様、
本当にありがとうございました。

ちなみに前回はこんな問題でした。

問　「敷居が高い」を本来の意味で使っているのはどの文でしょう。

　① 借金をしたままの伯父のところへ行くのは敷居が高い。
　② オペラを楽しんでみたいという気持ちはあるが、
　　　劇場へ行くのは敷居が高い。
　③ 県下でベストエイトを目指すとなると、これは少々敷居が高い。

〈大ヒント〉がありましたので、殆どの方が
正解にたどり着けたようですね。

正解は①です。
「敷居が高い」は、「相手に不義理をしているなどのことで、
その人の家に行きにくい、その人に会いにくくなっている」という
意味が本来の意味です。
②や③の場面でも耳にすることがありますが、
本来の意味からすれば誤用ということになります。
ちなみに③の場合に使える言い方としては、
「ハードルが高い」などがあります。

こうした慣用表現とならんで誤用が多いのが、
「敬語」の使い方なんです。
あるアンケートによれば、成人の約８割が
「敬語に自信がない」と答えています。
みなさんは自信を持って使えていますか？

さあ、ここで今回のお題。

次の文の”　　”部分を敬語を使って言おうとする時、
正しい言い方はどれでしょう。
日本語検定３級の問題です。

　【送ったファックスを見てもらえたか、得意先に確認して】

　　先ほどファックスをお送りしましたが、”見てくれた”でしょうか。

　　① ご覧になられました
　　② ご覧くださいました
　　③ ご覧になりました　　　　　　　　

正解者の中から、抽選で１０名の方に
ＡＭＡＺＯＮギフト券１０００円分をお送りいたします。
皆様の挑戦をお待ちしています！

なお、平成２１年度第１回日本語検定は
6/20に全国１００都市以上で実施します。

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最後にひとつお詫びです‥。
前回、問題の正解者の中から抽選で当選者を
決定するはずだったのですが、私のミスで
不正解の方も数名当選にしておりました。
大変失礼いたしました。
今回はルール通り、「正解者の中から」当選者を
決定したいと思いますのでよろしくお願い致します！