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数々の恋愛小説を手掛けた林真理子さんの38年ぶりの書き下ろしということで読んでみました。 奇跡読み始めて、知ったのですがこの小説、世界的写真家・田原桂一さんと、梨園の妻であり一児の母であった博子さんの「不倫」を実名（元のご主人ご家族は実名ではありませんでしたが）で描いた小説なんですね。読んでみた感想は美しい純愛小説でしたが、不倫ってこんなに美しく進んでいくのだろうか、こんなにドロドロとした感情がなく綺麗な心のまま進んでいくのかなと思ってしまいました。日記を引用している部分もあるので誰の目線で書いているのかが分からなくなりそのせいか、心理描写が浅いように感じてしまい林真理子さん感がないように思えもっと心の奥底の感情を描いてほしかったなあと思いました。まあ、読んだ私のやっかみもあるんでしょうね。恵まれた家柄、財力、美貌、才能を持った女性がやはりすべてを兼ね備えた才能と美しさを持つ男性と恋に落ちるとてもロマンティックなお話でまさに「奇跡」なんでしょうね。財力もなく、才能もなく、美しさもない庶民の私には縁遠く遠い世界の人のお話なので、心に響かなかったのかな。ダブル不倫というと、今クールではまっているドラマ「あなたがしてくれなくても」。今週は8話。「心も身体も愛されたかったんです」「取り戻したかったあの頃には戻れないって」冒頭から泣きました、みちと誠の妻・楓での対決シーンでのみちの言葉 　たかがじゃないんです 　　身体の関係がないことだけが辛いんじゃないんです。　　断られると私に魅力がなくなったのかなって、どんどん自信がなくなっていって、　　それでも毎晩ベッドに入って、ドキドキして待つんです。　　でも、寝息が聞こえてくるだけで、　　それが毎日毎日、何ヶ月も続くとご飯がおいしくないんです　　友達の幸せも心から喜べなくなって　　自分はなんの為にいるんだろうって。 　　一生それが続くのかと思うと、　　未来が見えなくて、息が出来なくなるんです。 　　本当はもう気づいているのかもしれません。　　取り戻したかったあの頃には戻れないって　　だから、拒否されてる側にとってはたかがじゃないんです。　　心も身体も愛されたかったんです」特別な何かではなく、普段の毎日の中で少しずつ心が死んでいく感じ。それを言葉にしたときのその苦しさがすごく切なかった。 もうひとつ、結衣花のもとに、佐藤めぐみさんが演じるかつての不倫相手の妻が訪ねてきたシーン。３年前の不倫…それから会っていないという不倫相手に妻が言った言葉　私の心は3年前に死にました　私を殺した女の顔、一目見れて良かったです浮気された妻の心の叫び、なんかこういうのにリアリティを感じてしまう。（不貞行為の慰謝料請求の時効って3年だけど、ギリギリなのかななんて　つまらないことも頭をよぎりましたが）「心の死」…苦しいね。心って死ぬんだよね。そして、編集長の女ってさ何で浮気されると相手の女に怒り向けるのかね？旦那とやり直したいんだったらさ、女じゃなくて旦那と向き合うべきじゃない？あ～、的を得ている。本当にそうだよね。いろいろな立場の心の叫びがすごく私の胸を打つのは心に闇があるからなのか…。来週どうなるのかな…壊れてしまった砂時計のことも来週の予告も気になった私です。 日本製・サステナブルブランド『RiFUKURU』より、【ハーフパンツ】の Instagraｍ 投稿モニター 5名様大募集！

小町 　 2023-06-03 15:03:01 提供：株式会社ニッセン