PASCOのロングライフブレッド詰め合わせセットが届きました。Pascoのロングライフブレッドは、保存料不使用なのに賞味期間は1ヶ月以上あるんです。なんで??と私のような素人は思ってしまうのですが(パン=すぐカビるのイメージが強い・・・)そのヒミツは「パネトーネ種」を使っているからだそうです。 「パネトーネ種」とは、元々北イタリアの特定の地方で使われている天然酵母種のこと。パネトーネ種を使用したパンは、乳酸菌の働きで保水性・防腐性が高く、乳酸発酵が起こることにより一時的にpHが下がって酸性が強くなり菌の増殖を抑えるので、長期保存ができるようになるそうな。また、独自の製法で、しっとりとした食感を保ってくれるそう(*´∀`*) また、食品に含まれる水分には、“自由水”と“結合水”があるのですが、自由水とは、温度・湿度などの外的条件で比較的簡単に移動ができる水。つまり、暑いところにパンを置いておくと、包装紙の内側に水滴が付きますよね。あれが自由水です。微生物が繁殖するにはこの自由水が必要なのです。 一方、結合水とは、タンパク質・でんぷんなどと結合した水分です。結合水は微生物が繁殖に用いることができない水分です。 一般的な菓子パンの水分活性は0.95前後なのに対し、ロングライフブレッドは0.80~0.90程度と低く、自由水の割合が少ないのですが、これも長期間保存を可能にした大きな要因。発酵時間は通常の菓子パンが約2時間~2時間半なのに対し、ロングライフブレッドはパネトーネ種の仕込みから数えると約72時間。時間をかけてじっくり、ゆっくりと発酵させることで、水分がタンパク質やでんぷんと結びついて、結合水の割合が増え、しっとりやわらかいのに長持ちさせることができるのだそうです。あとはしっとり感をもたせるためにデニッシュ系のパンが多くなっているそうですが・・・だとしたら私の大好きなかた~~~いパンはロングライフには向かないんだね(。・ω・。)残念。日持ちのする固いパンなんて最高なのに!買い置き、防災備蓄食品にと活用法は色々なのですが・・・我が家は旦那様の会社での食糧に!朝が食べられなかった日や小腹がすいた時用に持たせました。会社の事務所内のロッカーに常温でいくつも置いたままですが、全く問題なく食べられたそう。これ、便利ね~~(。・ω・。) 私もいただきましたが、生地がしっとり柔らかい甘めのタイプで、菓子パン!という感じでした。お食事よりはティータイム向けというか、糖分補給的な。。。3時のおやつや緊急時の食料には結構ぴったりかも。 ジャムやクリーム、チョコクリームなんかも普通のものと遜色なかったですよ。クリームはやや通常のものよりは固めの仕上がりですが、美味しかったです。 緊急用の備蓄食料というと乾パンや缶詰など、似た食感のものに偏りがちなので、こういう柔らかい食べ物はきっと相当嬉しいんじゃないかな。。。備蓄するとなると交換は短いスパンかもしれないけれどね。まぁ数年に一回とかよりは忘れにくいか(・∀・)
投稿日時:2012/08/18
: 狐につままれる日常
提供:敷島製パン株式会社