地震発生後、カナダのモントリオールに住む友人から連絡がありました。
カナダに住む日本人として、何かしたい。だから、神戸の震災の経験から
何が必要とされているか、相談にのってほしいとのこと。
ワタシはほとんど役に立ったか立たないか判らないようなことしか
伝えられなかったけれど、彼女たちはその想いをカタチにしてくれていました。
友人から、その想いが届いたので、みなさんにも知って欲しいと思います。

モントリオールで、想い願ってくださったひとたちの中には
今回の地震で友人のお母様が亡くなった方、ご実家が仙台だった方も
いらっしゃいます。なぜ、そのとき傍にいられなかったのかと悔いたり、
「待つ」ことしか出来ない、「知る」ことしか出来ないもどかしさは
いかほどだったかと思います。それでも、祈ることしか出来ないかもしれない
けれど、それをカタチに変えて日本に届けようと思ってくださった方々の
チカラと想いには、心からの感謝と敬意を表します。

1週間という準備期間を経て彼女たちはチャリティーイベントをしました。
自分達で作ったクッキーを買って頂いたお金を義援金にする
"Cookies Sale for Japanese Earthquake Relief "というイベント。
face bookや呼びかけで、賛同者を募ったそうです。
当日はクッキーだけでなく、アクセサリーを販売したり、ネイルや書道を
通じて日本を応援する、そんな温かなイベントだった模様。
4時間の間でそこに集められた、たくさんの想いを写真と動画で伝えてくれました。







この日、集まった義援金は9000$にのぼり、ボランティアは30名を超えたそう。
会場に足を運んでくれた方は520名以上だったとか。
遠いカナダで、彼女たちの想いが500人以上のひとを動かしたって、スゴイ。



YouTubeにアップしてくれた動画はには、たくさんの言語が溢れていました。
それと同時に日本語で、想いを伝えてくださる外国の方が多いことにも
とても驚きました。やっぱり、嬉しいじゃないですか。

これまで、海外から日本へのたくさんの想いは目にしてきました。
どれもこれも、思いやりに溢れ、勇気をもらうものでした。
でも、海外に住む日本人としての想いは、それ以上にフクザツであると
思います。一概に「頑張れ」だけれは、片付けられない想い。
でも、「頑張れ」しか言えない状況。
遠いひとたちが出来る限りのことをしてくださっているのだから、
ワタシも頑張ろうって思えました。勇気をありがとう。



ワタシは彼女から届いた写真や画像を見て思いました。
偶然にも、日本とカナダはナショナルフラッグの色使いが同じなんだね。
白と赤。そのふたつの色を通じて、日本とモントリオールがつながっている
ようにすら思えたのです。偶然なんだけれど、心強いな。

今回のチャリティーイベントを開催したひとりである、モントリオール在住の
友人のブログでもこの様子は紹介されています。（→Chiaki's Blog）
少しでもこの想いがたくさんの人の目に触れ、こうして想ってくださっている
方々がいることを知ってくだされば嬉しいです。

　関　連　記　事　

・神戸市から相馬市への民間支援物資のご報告



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みっきー 　 2011-03-25 18:49:00 提供：株式会社 ペプタイド ドア