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前回は、怪しいおじちゃんに写真を無理やり買わされたところまででした。今回はその続き。 → 前回のお話を読む場合は、こちら ロンドンの地下鉄入口ピカデリーサーカスでおじちゃんから逃れたわたしは、ホテルに向かいながら散策を開始。「困ったらタクシーに乗って≪ケンジントンホテル≫と言えばいいデスよ~。」と添乗員さんが言っていたので怖くなんかない♪ピカデリーサーカスからホテルまでは約5~6km。楽に歩ける距離。歩き出すと、目につくもの、目につくものが全て珍しい。「あ~私今、ロンドンをひとりで歩いてる~。」(>v<)またもや浮かれゲージ満タンで、小さなフリーマーケットを見つけ、のぞいてみる。そこでさんざん迷ったあげく、指輪を3点お買い上げ。後で考えると、どうして買っちゃったのか自分でもよくわからない、この指輪。めっちゃ気持ち悪い。特に左ふたつの指輪から、妖しいオーラが出ています~。さらにどんどん歩く。歩く。すると、グリーンパークにさしかかった辺りで問題発生。トイレに行きたい・・・。あたりをキョロキョロ、コンビニ・・・なんてないよね。レストラン・・・うぅ、借りられる雰囲気じゃない。あっ!小さな商店があった!商品買うフリしてトイレ借りよう!店のお兄さん、トイレは貸してくれなかったが近くの、ボックス型の公衆トイレをすすめてくれた。こんな感じ↓この公衆トイレについては、出国前に恐ろしい話を聞いた。「時間が来ると勝手に扉が開いてしまう。 出そこなうと、室内ごと丸洗い。 ずぶぬれ。」お・・・恐ろしい!!それでも、とりあえずトイレの前まで行ってみる。説明が書いてある。・・・英語で。大体はわかるが、いくつかわからない単語がある。・・・きっと・・・きっと大丈夫・・・だよね?あー、でもでもっ!この単語を読まなかったがために、こんなことや!こんなことになっちゃったら!!あー!誰かっ!!怖いよ~~~!!数分後、私は全自動ハイテクトイレに背を向け、あてもなく歩きだしていた。お兄さんは言っていた。「駅の無料トイレには絶対に行くな。とても危険だから!」と。「ドラッグ・ユーザーのたまり場」になっていることが多いからだ。とにかく、駅のトイレにも行けない。ひとまず、グリーンパーク前のベンチに座り、考える。耐える。考える。そうだ!公園!公園にはトイレがあるはず!私は、飛び上るようにして立ち上がり、歩きだす。そして、しばらく歩くと小さな公園発見。高級そうなマンションやホテルが公園を囲むように立ち並ぶ。一周してみる。どこからも入れるような気配がない。もう一周。おや、誰かが車を停めて荷物の積み下ろしをしている。入口のゲートが開いている。あそこだっっ!そこからスルリと公園内へ入る。あった、あった、トイレ!!ふぇ~助かったぁ!!危機脱出。しかし、本当の危機はこれから。スケッチなんかしている場合じゃないのだ。さて、そろそろ行くか~。・・・って、出口がない。あ~~またまた公園を一周。こんどは内側。どこも開いていない~~!うそでしょ~~!!登ろうかとも思う。木登り、柵越え得意な私。しかし、はりめぐらされている柵の先には、とがった槍がついている。登ったら串刺しになっちゃう!そうこうしているうちにだんだん日は傾いてゆく。 閉じ込められた公園で写した写真明日の昼にはパリへ向けて出発。このままここから出られなかったら・・・。ロンドン置き去り!?ひとりで生きてゆく!?イギリス人になる!??あせってオロオロ、ウロウロしていると、子どもの声が。振り向くと、金髪、青い目の、お人形さんみたいな男の子が2人。天の助けっっ!とばかりに叫ぶ!「ノー キー!ノー キー! アイ アム ミステイク!!」(カギがない!かぎがない!わたしはまちがいです!)慌てている。間違っている。でも通じた。男の子たちが振り返って叫ぶ「ダディー!!」すると、キャメル色のトレンチコートの襟を立てたダンディなパパ登場!!「これで開けてあげなさい。」(と、言ったと思う)と、優雅な仕草で子ども達に鍵を渡してくれた。かくして最大の危機から再び脱した私。「サンキュー ソー まっち!!」と笑顔で手を振りながら、再びホテルを目指して歩きはじめたのでした。あとからわかったことですが、ロンドンには「プライベートパーク」という鍵を持つ近隣住民しか入れない公園がたくさんあるそうです。鍵を持っていない人は、普通は入れません。そこに入っちゃったんですね~。いわば、侵入。犯罪ですね~。楽しい思い出。という訳で、まだまだ旅はつづくのです・・・★モニプラコーナー★ゆっくりお茶を飲む時間ってとてもいい。たまにはゆっくりぼーっとお茶したい。ケトルも買ったんだから、今年はお茶をいっぱい飲む。■アンケートに答えるだけ■オーガニックハーブティーをGET!
mamachira 2010-03-11 12:08:16 提供:株式会社パイナチュラル
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