*まだ小学校にも上がる前、わたしの好物は魚の目玉といくらだったらしい。魚の目玉は後から母トミコから聞いた話では、夕飯の支度をして座卓に並べておくと片っ端から目玉をつまんで食べていたらしい。ビジュアル的にはちょっとグロいけれど、孫バカな祖父は「この子は美味しいものがわかるんだ!」とたいそう自慢げに言っていたそうだ。これは記憶が無く、聞いた話だけなのだけどもうひとつのいくらは自分でも覚えている。当時、いくらを家で食べるという習慣が我が家にはなくいくらを食べる=お寿司屋さんに行くorお寿司を取る ということだった。家で食べるのはもっぱら筋子だった。お寿司を食べに行ったり、出前を取るということは今のように回転寿司もお持ち帰り寿司もない時代なのでそう滅多にない。でも食べたい。幼いながらどうにかしていくらを食べたいという食い意地だけで知恵をしぼり幼いわたしはひとりでいつもは母や伯父と行く近所のお寿司屋さんに行った。まだ仕込み中の大将が「お!kimimatsuちゃんどうしたの?」とカウンターから顔をつき出した。「あのね、健ちゃん(大将の名前)に会いに来たの」「おー、嬉しいねぇ」大将は今でも忘れない、まあるい顔で頭はキューピーちゃんみたいでぶっとい眉毛にぎょろりとした目の濃~~~い顔の人だった。わたしは一生懸命考えた言葉を健ちゃんに言った。「あのね、健ちゃん。kimimatsuね大きくなったら健ちゃんと結婚してあげるから、いくらちょうだい」健ちゃんは大笑いして椅子によいしょと座らせてくれていくらの軍艦巻きを食べさせてくれた。あれから40年。健ちゃんの店は少し駅寄りに移転したのち、健ちゃんは引退した。まだお店をやっている頃、お店の前を通ると健ちゃんが「kimimatsuちゃん、いつになったら結婚してくれるの~」と声をかけてきた。健ちゃんには内緒だがいくらで味をしめた3歳児のわたしは商店街のあちこちの店で焼き鳥だのみかんだのと交換に店主と結婚の約束をしていたんだ。 そんな大好物が我が家に届いた。しかも鮭の聖地 オホーツクの枝幸産である。オホーツク海から宗谷海峡を周り、鮭の故郷石狩川や千歳川に回帰する群系の鮭ー銀毛鮭この銀毛鮭を自社の船で捕獲して漁師さんが漬けたものなのである。 これはまだ冷凍状態。これをそのまま冷蔵庫に移動させて、自然解凍します。 ああ、きらきらと宝石のようだー。幼い頃のわたしはダイヤモンドや宝石をねだるようにいくらをねだったんだろうなぁ。さて、ちょっと長くなったので次の記事にてこの宝石を食べてみようと思います♪■商品名:いくら醤油漬け■内容量:200g■保存方法:冷凍▼お取り寄せはコチラからオホーツク枝幸産銀毛鮭のブランドいくら醤油漬け 『最北の海鮮市場』 『最北の海鮮市場』ファンサイト応援中 ---------------------------------▼ポチッと応援してもらえたら嬉しいです。みなさんのおかげで総合2位です。ぽちっと応援いつもありがとうございます。 --------------------------------
投稿日時:2011/11/15
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