『本を読まない人のための出版社 サンクチュアリ出版 友友会』
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終戦記念日は、8月15日とされていますが、15日は、国民に放送が流された日で、本当は、14日にポツダム宣言を受託した日が本当に戦争を終わらせた日だということを、「キャタピラー
」の若松監督に伺いました。ということで、なんとなく、いろいろ考えてしまう日でした。
で、先日、モニターで頂いた本、
「さよなら、アルマ 戦場に送られた犬の物語」
の感想を書きたいと思います。
戦時中、シェパードやドーベルマンなど、大型犬が軍用犬として用いられたそうです。そんな残酷な歴史があったことを知りませんでした。だって、犬が、狩りに使うならまだしも(私は、狩りに使うのもイヤだけど。)、戦争で人殺しの道具にされるなんて、信じられません。この本の紹介文を読んで、驚きました。
そして、本を読んで見たのですが、やるせない気持ちと、悲しい気持ちと、戦争の残酷さと、色々な思いが込み上げてきて、涙があふれました。
犬は、人間を大切な友達、大切な親友と思っています。だからこそ、人間が喜んでくれることを一生懸命やるんです。それを利用して、戦争に使うなんて、どうしてそんな事・・・。そういう時代だからと言って、やっぱり納得出来ないものがあります。伝令を運ぶとか、警備をさせるとか、何かを探すとかなら、今の警察犬とそれほど変わらないけど、指示をすれば、敵を倒す、敵を殺すというのは、耐えられません。自分の大切な友達が、どんどん人を殺して、それを誇らしげに戻ってきて、褒めてくれとせがまれても、どう褒めて良いのか・・・。犬は、まったく悪気は無く、ただ、指示されたことをやって、帰ってくる。友達が望むことをやって、褒めてもらいたくて帰ってくる。そんなの、耐えられない・・・。どうして、そんな残酷なことを、犬に教えることが出来たんでしょう。やっぱり、戦争は、人間を狂わせるんですね。辛い話でした。
でも、こういう辛い話も、受け止めて、もう、二度と同じことはやりたくないと、今、社会に生きている私たちが思わなければ、何も進まないんです。既に、戦後65年もたってしまい、戦争を知っている人は、ほとんど居なくなりました。私の親も戦争を知らないし、祖父母も亡くなってしまっている。そうしたら、戦争の悲劇を誰が伝えてくれるんでしょう。もう、文献やTVの放送に頼るしか無いですよね。イヤだと思っても、毎年、夏に、この悲劇を思い出すことが、未来の日本の為になるのだと思い、この時期、少し、戦争に関しての文章やドラマなどを観るようにしています。
この「さよなら、アルマ」は、実話ではありませんが、アルマという軍用犬は、実際に居たようです。写真が載っていました。シェパードで、とても美しい犬です。もし、ペットとして飼われていたら、コンテストなどでチャンピオンなどになるような、素晴らしい犬だったのでしょう。戦争は、人間の未来だけでなく、動物の未来も潰してしまっていたなんて、悔しくて悔しくて、許せないと思いました。でも、戦争中に生きていたら、そんな事、言っていられなかったのかもしれませんね。
今、ペットで犬を飼っていらっしゃる方、たくさんいらっしゃると思いますが、犬には、戦争時に、そんな辛い出来事があったのだということを知って欲しいです。そして、戦争で人間のせいで死んでいった犬達の為に、今、一緒に暮らしている犬を大切に育ててあげて欲しいと思います。愛らしいペットまで兵器として使う戦争は、ゼッタイにイヤだということを、考えて欲しいと思います。
この本を読んだ後、私、今、一緒に居るフェレットのモモを、ギューッと抱きしめて、絶対にお前は最後まで看取ってあげるよって、誓いました。私達の永遠の友達であるペットを、愛しているペットを、大切にしましょうね。
動物物になると、どうしても自分の子供(ペット)のことを思ってしまい、感極まってしまいます。
すごく考えさせられる本なので、もし、気になったら、ぜひ読んで見て下さい。
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さよなら、アルマ
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