『本を読まない人のための出版社 サンクチュアリ出版 友友会』
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ちょっと素敵な本に出会ったのでご紹介します。
タイトルは「この世で一番大切な日」です。
「一番大切な日」ってなんだろう?
結婚記念日などみんなそれぞれ「大切な一日」ってあると思います。
どれが一番だなんてもちろん比べられない。
でもその中で皆に平等に訪れる「大切な一日」・・・それが誕生日です。
誕生日というと小さい頃は「やっと誕生日がきた~何をかってもらおうかな」という一日だったのに、年を重ねて仕事を始めると「えっ、もう誕生日!?また一つ年をとっちゃったよ」と思うようになった気がします。
同じ365日なのにこうも捉え方が違うのってなんだか不思議。
前置きが長くなってしまいましたが、この「この世で一番大切な日」という本ではそんな「誕生日にまつわるエピソード」がなんと31話も収録されています。
その中で私が一番気になったエピソードが「パパのカメラ」です。
幼少の頃に父親を亡くした主人公はいつも「お父さんがいないから」といった理由で「我慢」の日々でした。
そんな時に友人の誕生日会に招待され、友人の「どうしても」という誘いにのってプレゼントももたず誕生日会にいきました。
でも手ぶらできたのは自分だけ。
そしてお菓子のお土産つきの誕生日会。
何も渡していないのにお返しだけもらう主人公。
幼いながらになんだかその友人の優しさが惨めで悔しかったと思います。
それを家で母親に話すと、いつも怒る母親がその日は怒らなかったそうです。
母親にやさしくされると余計に悲しく惨めになってしまうのかもしれませんね。
娘の気持ちを察してか母親が誕生日会を開いてくれることになりました。
母親にできる精一杯の愛情。
でもその費用は母親が亡くなった主人公の父親の形見のカメラを質屋にいれて捻出したものでした。
後日談として、そのカメラは質にいれてもほとんど価値のつかないものでしたが、質屋のおじさんの計らいで母親にお金を渡してくれていたそうです。
なのでこの誕生日会は「カメラの持ち主の父親」と「娘を思った母の気持ち」と「質屋さんの計らい」でできたものだったというお話でした。
結構本が分厚いので読むのにかなり時間がかかるだろうと思っていましたが、帰宅の電車で一気に読み上げてしまいました。
読む前は「誕生日=ハッピーなもの」だとばかりおもっていましたが、実際はすべてがハッピーというものではありませんでした。
でも不思議とどこか温かい気持ちになったような気がします。
きっとそれは嘘や偽りのない正直な言葉で書かれているから。
つらい出来事も年を重ね、今まで見えてこなかったことを発見し、それがあったからこそその人を成長させてくれるんだと思う。
自分の誕生日はもちろん、家族の誕生日や友人の誕生日、そして身近な方の誕生日。
すべてに「おめでとう」「ありがとう」といった「キモチ」が伝わればいいなぁ。
そして「生まれてきてよかった!」っていつまでも思っていたいです。
暗いニュースも多い世の中です。
この本を読んで少しでも心温まるキモチになれますように。
幸せを見失いかけている方、今の日常に満足できていない方はもちろん、すべての人にオススメの一冊です。
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りかぽん 2011-06-06 22:10:22 提供:株式会社サンクチュアリ・パブリッシング
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