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「この世で一番大切な日〜心温まる31の誕生日ストーリー(十川ゆかり 著)」

サンクチュアリ出版さんの
「この世で一番大切な日〜心温まる31の誕生日ストーリー(十川ゆかり 著)」

〜31のバースデーエピソードを収録。
人を愛することの大切さに気づかせてくれます。〜


誰にでもある1年に1度の誕生日。
その一つ一つに、様々なストーリーがあります。

普段、何気なく過していて、大事なことを忘れそうなとき、
たとえば、本に載っている言葉をキッカケにして、
自分の行いや心持ちを反省したり、見つめなおしたりすることができます。

言葉ですべては表現できないけど、
やはり言葉のもつチカラはすごいと思います。


−ここに集めたのは、私が特に大好きな「心温まるお話」ばかり。
あなたの大切な人を、大切にするきっかけにしてくれたら嬉しいなと思います。

By 十川ゆかり (本文より)−



あなたの大切な人を、大切にするきっかけにしてくれたら・・


大切なものを、大切にする・・
簡単なようで、たまにそれを忘れてしまいそうになります。
わたしも、そういう気持ちを忘れないように
自分を振り返ってみよう・・


興味をもった方は、ぜひ見てみてくださいね☆


本より一つの作品の抜粋です


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書籍「この世で一番大切な日」より
公式サイト http://www.sanctuarybooks.jp/birthday/

■見知らぬおじさん



離婚するとき、私は妻と2つの約束をした。ひとつは年に一度、娘の誕生日だけは会いにきてもいいということ。もうひとつは、そのときに自分が父親であるという事実を娘には明かさないでほしいということ。
自分が父親だということを言えない。それは私にとってつらい決まり事ではあったが、娘にとってはそれが最良の選択だあることもわかっている。年に一度、娘の誕生日を一緒に祝えるだけでも感謝しないといけない。

それ以来、娘の誕生日にはプレゼントを買い、ふだんは着ないスーツを着て母子に会いにいった。
元妻は私のことを「遠い親戚のおじさん」と紹介した。娘も冗談なのかなんなのか私のことを「見知らぬおじさん」と呼んだ。



娘が小学校にあがる年のことだ。
例年通り私がスーツを着てプレゼントを持って母子のもとを訪れると、元妻から「もう会いに来るのは最後にしてほしい」と言われた。
そろそろいろんなことを理解してしまう歳だからと。
それが理由だという。
私にはわかっていた。
新しいことがはじまろうとしているのだ。
娘にもやがて一緒に誕生日を祝う同級生ができるだろう。
元妻は、再婚を考えているかもしれない。
そんなところに "見知らぬおじさん" がいてはいけない。


それ以来、母子と会うことはなくなった。
だが娘の誕生日だけはどうしても忘れられず、毎年プレゼントだけは贈り続けた。筆箱や本などささやかなものを、差出人の欄になにも書かず送った。
それを元妻が娘に渡してくれていたかどうかはわからないが、ただ「娘の誕生日を祝う」という行為だけが小さな楽しみになっていたのだ。

それも、娘が中学生になる年にはやめようと決めていた。
娘からすれば私は知らないおじさん、こうしてずっとプレゼントが届いても迷惑だろう。
娘には新しい未来がある。私も別の道を歩まなければいけない。
ただ娘の幸せだけを願い、英語の辞書を送って最後にした。

それから一ヵ月ほど経ったある日、私のアパートに郵便物が届いた。

差出人の欄にはなにも書かれていない。

小さな箱を開けてみると、中から出てきたのは紺色のネクタイピンとメッセージカード。
メッセージカードを開くとそこには初めて見る可愛らしい文字が並んでいた。



その瞬間はっとした。

その日は、父の日だった。

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株式会社サンクチュアリパブリッシング

ルミルミ   2011-05-14 23:33:24 提供:株式会社サンクチュアリ・パブリッシング

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http://www.sanctuarybooks.jp/magazine.shtml

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ONE AND ONLY

つねにサンクチュアリらしいやり方にこだわり続ける。


BEYOND ALL BORDERS.

ジャンル、職業、カルチャー、世代などすべての壁を越える。



ワクワクすることに対して忠実に。

ぶっ飛んだ目標に向かって。

できるだけ丁寧に近づいていく。


単純に「すごい!」と思う人たちと、

単純に「おもしろい!」と思う本を生み出していく。


そして、本を通じて、世界中の人たちとひとつになる。


そんな出版社でありたい。

すべての読者に愛をこめて。


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