『本を読まない人のための出版社 サンクチュアリ出版 友友会』
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以前、サンプルとして読ませていただき紹介したことのある(その時の記事はコチラ)株式会社サンクチュアリパブリッシングサンクチュアリ出版 十川ゆかり著 この世で一番大切な日~心温まる31の誕生日ストーリー十川さんが長年集められた忘れられないバースデーにまつわるお話が詰まった本です。サンクチュアリ出版より発売(2011/04/24)を記してその中の1話の掲載してOK、ということなので多くの方に読んでいただきたく思い、掲載させていただきま~すそう言えば、私も感想を書かせていただいたお話でしたね^^.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:. 書籍「この世で一番大切な日」より公 式サイト http://www.sanctuarybooks.jp/birthday/■見知らぬおじさん離婚するとき、私は妻と2つの約束をした。ひとつは年に一度、娘の誕生日だけは会いにきてもいいということ。もうひとつは、そのときに自分が父親であるという事実を娘には明かさないでほしいということ。自分が父親だということを言えない。それは私にとってつらい決まり事ではあったが、娘にとってはそれが最良の選択だあることもわかっている。年に一度、娘の誕生日を一緒に祝えるだけでも感謝しないといけない。そ れ以来、娘の誕生日にはプレゼントを買い、ふだんは着ないスーツを着て母子に会いにいった。元妻は私のことを「遠い親戚のおじさん」と紹介した。娘も冗談なのかなんなのか私のことを「見知らぬおじさん」と呼んだ。娘が小学校にあがる年のことだ。例年通り私がスーツを着てプレゼントを持って母子のもとを訪れると、元妻から「もう会いに来るのは最後にしてほしい」と言われた。そろそろいろんなことを理解してしまう 歳だからと。それが理由だという。私にはわかっていた。新しいことがはじまろうとしているのだ。娘にもやがて一緒に誕生日を祝う同級生ができるだろう。元妻は、再婚を考えているかもしれない。そんなところ に "見知らぬおじさん" がいてはいけない。それ以来、母子と会うことはなくなった。だが娘の誕生日だけはどうしても忘れられず、毎年プレゼントだけは贈り続けた。筆箱や本などささやかなものを、差出人の欄になにも書かず送った。それを元妻が娘に渡してくれていたかどうかはわからないが、ただ「娘の誕生日を祝う」という行為だけが小さな楽しみになっていたのだ。それも、娘が中学生になる年にはやめようと決めていた。娘からすれば私は知らないおじさん、こうしてずっとプレゼントが届いても迷惑だろう。娘には新しい未来がある。私も別の道を歩まなければいけない。ただ娘の幸せだけを願い、英語の辞書を送って最後にした。それから一ヵ月ほど経ったある日、私のアパートに郵便物が届いた。差出人の欄にはなに も書かれていない。小さな箱を開けてみると、中から出てきたのは紺色のネクタイピンとメッセージカード。メッセージカードを開くとそこには初めて見る可愛らしい文字が並んでいた。その瞬間はっとした。その日は、父の日だった。http://www.sanctuarybooks.jp/birthday/ .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:. こんな暖かいお話が31話も詰まった読み終わると 自分自身のバースデーを思い出しちゃうような 人を愛することの大切さを気づかせてくれるようなそんな1冊です。書籍「この世で一番大切な日」完成版!!さらに図書券2000円分をプレゼント! ←参加中この世で一番大切な日(2011/04/24)十川ゆかり、MinxZone 他商品詳細を見る
じゃむ 2011-05-01 16:41:14 提供:株式会社サンクチュアリ・パブリッシング
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