こんにちは
先日モニプラさんから機会をいただいて読み進めてきた本、
『スリー・カップス・オブ・ティー』。
昨日ようやく読み終えました。
先日は最初のほうのさわりだけを読んで感想を書かせてもらったんですが、
読み進めるうちに「これはすごい話や・・・」ということに気づきました。
当初想像していた内容とは違ってたんですよね。
あの9.11のテロのころ。
あたしたちの知らないところで、他の人とは違うやり方で。
人生どころか命をもかけながら頑張ってくれていたアメリカ人がいたんですね。
あたしは日本人で。
パキスタンのこともアフガニスタンのこともイスラム教のこともわからない。
それでもこの本を読んで、思うことがいっぱいありました。
きっと。
テロをもっと身近で感じた人たちがこの本を読んだら。
もっともっといろんなことを感じて、考えて、涙を流すんだろうと思います。
あの9.11が起こったあの瞬間。
じつはあたしはイスラム圏にいました。
中国の北のあたり、もう英語はもちろん中国語も通じないところに。
テレビも新聞も見ることなくそこで過ごしていて、
テロが起こったこともあたし自身は知りませんでした。
フラッと通りかかったバックパックを背負った日本人旅行者に、
「ニューヨークでテロが起こった。イスラム圏から出たほうがいい」
そう言われてもピンとこなかったのを思い出します。
日本に戻ってテロの瞬間の映像を見ても、
映画のワンシーンのように思えて、全然現実味がなかった・・・。
テロっていうのがどういうものなのか、
どうしてそんなことが起こるのか、
それによってどんな人が犠牲になったのか、
どうすればなくなるのか。
何も考えなかった自分を、ちょっと恥ずかしく思います。
世の中にはすごい人がいる。
立派な人がいる。
涙こそ流さなかったものの、心が揺り動かされました。
この本に出会って、いろんな事実、考える機会をもらったこと。
ほんとに感謝します。
モニプラさん、そしてサンクチュアリ出版 さん。
ステキな機会をありがとうございました。
投稿日時:2010/05/11 : のんびり、いきましょう。 提供:株式会社サンクチュアリ・パブリッシング