『本を読まない人のための出版社 サンクチュアリ出版 友友会』
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最近読み続けていた本、「スリー・カップス・オブ・ティー」を
読みきりました
この本、
・全米360万部突破
・NYタイムズのベストセラーリストに153週連続ランクイン
・世界30カ国で翻訳出版される
など大変話題になっている本なんだとか。
全然知らなかった私ですが、読んでからは
「足りない!もっと沢山の人に読んで欲しい。アメリカだけじゃなく各国(もちろん日本も)の政治家などには絶対読んでもらいたい」と強く思いました。
私が言うまでも無く皆さん読まれているのかもしれませんが・・・。
初めの方は、主人公であるグレッグさんの半生、「イスラム世界に女性教育のための学校をつくること」という生涯の仕事に出会うまで、出会った後、実現までの苦労や道のりなどが書かれていました。
自己犠牲の姿、というか何の見返りも無く、一飯の恩を返すために、ある村の村長とした約束を守ろうとする姿や人格が、まるで神様のように感じるほどです。とても誰もが真似出来ることではないと思いました。
9.11テロ以降、批判の嵐にもまれながらも、時が経つにつれてだんだんと周りから理解されるようになったり支援されるようになるのですが、後半は読み進めるごとに涙が止まらなくなりました。
ただ単に悲しみ、哀れみ、怒りなどの感情が溢れるというわけではなく・・・。
政府があまりにも無知・短絡的な行動をとっているのに対し、グレッグさんの行いは、本当の意味でテロや争いをなくすためのものであると感じます。あまりにも大きなことを、たった一人で始めて結果を残しているのですが、それでも未だに悲しい出来事が止まらない現実に対して、はがゆくてせつない、というか、なんともいい表せないような複雑な心境になって、胸が締め付けられるようでした。
私はマスコミ等の報道を通して「遠くの国で起きている出来事」を知った気になっていましたが、実際には何も知らなかったということがよくわかりました。イスラム世界で活動しているグレッグさんや、そこで生活している多くの人々にとっては耐え難い現実であり、そこで暮らす人々は、私たちと何一つ変わらない平和を願う人々なんだということを、この本を通じて沢山の人に知ってもらいたいと思いました。
ピカピカに磨かれた綺麗な靴を履いたお役人の方々には、本当の世界平和を目指して活動して欲しいと、切に願います。
モニプラさま、サンクチュアリ出版さま、
素晴らしい本をご紹介いただき、ありがとうございました。
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Monstera 2010-06-01 17:59:31 提供:株式会社サンクチュアリ・パブリッシング
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