時代のすべての異端児たちへ。
不安と生きるか。
理想に死ぬか。
幕末の天才思想家、胸に迫るその熱い言葉。
外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。
幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。
誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。
彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。
日本史上、吉田松陰ほど「クレージー」を愛した人はいないでしょう。
松下村塾という小さな塾から、その強烈なカリスマ性をもって、高杉晋作、伊藤博文をはじめとする数多くの異端児たちを育てあげました。
この本には、30歳という若さでこの世を去った松陰先生が、命がけで残そうとした「願い」が集まっています。
それらを一つひとつ胸に刻むごとに、若き日々に置いてきてしまった「狂の心」が、ふつふつとよみがえってくるのです。
著者について
池田貴将
早稲田大学卒。リーダーシップ・行動心理学の研究者。
大学在籍中に世界No.1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズから直接指導を受け、ビジネスの成果を上げる「実践心理学」と、東洋の「人間力を高める学問」を統合した独自のメソッドを開発。
リーダーシップと目標達成の講座を開始すると、全国の経営者・役職者からたちまち高い評価を得た。
また安岡正篤、中村天風、森信三の教えを学び、東洋思想の研究にも余念がなく、中でも最も感銘を受けた吉田松陰の志を継ぐことを自らの使命としている。
著作に『未来記憶』(サンマーク出版)『動きたくて眠れなくなる。』(サンクチュアリ出版)がある。