『NPO 自然・自分かい』
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石と言えば、今ではもう塀をしたためになくなっているのですが、実家にはかつて、敷地の入口に二つの石を並べて置いてありました。
その二つの石の間を通って人も車も我が家に入る、神社の鳥居のような存在でした。
父母が家を新築するにあたってその土中から出てきた大きな石を、庭と通路の境目に置いたものですが、
中学生の私にもひとかかえあって、とても持ち上げられないような大きさでした。
この石を置くことにした父いわく、石を置くことで周りの木や草花を車で踏まれないためにしたのだとか。
確かに、石を避けて運転しますので、その外側にある木や花たちは踏みつけられることはないでしょう。
庭の木々にとっても守り神のような存在であったに違いありません。
その家に引っ越してから3カ月ほど経過したある日。
私が中学校から自転車で家に帰ってくると、見知らぬおばあさんが我が家の石に腰かけています。
怪訝そうな顔をする私に対して、何事もなかったかのように座り続けるおばあさん。
家に入って母にそのことを報告すると、「へぇ、そうなの」と気が付いていなかった母もびっくり。
そしておばあさんは、また立ちあがって歩いて去ってゆきました。
後日、同様にその石に腰かけていたおじいさんがいて、たまたま庭にいた父に、
「この石が、ちょうどいい高さで腰かけに良いんじゃ。」と話しかけたそうです。
「はぁ、そうですか。」と父も答えたそう。
通りがかりの人にも、休息の場をもたらしていた実家の石。
大昔にも、きっと往来するたくさんの旅人が腰かけていただろう、道端の石のイメージです。
…が、その石は近辺の電柱と同様、道行くわんこに「マーキング」されていたのは、
多分私しか気が付いていません(^_^;)
わんこにとっては、縄張りを確認するための目印&おトイレなのですね。
BRUYANT 2009-12-17 18:33:59 提供:NPO 自然・自分かい
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