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『NPO 自然・自分かい』

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当時はみんな真剣だった

 自分が通っていた小学校では毎週1回、グランドの石を全校生徒で拾っていた。 グランドの掃除や整備の一環ではあったが、今から考えると信じられないくらい、1年生から6年生まで皆真面目に小石を拾っていた。小学生なのだから暑ければだらけるし、飽きたら何か悪ふざけの一つでもしてサボるのが普通だが、本当に皆真面目に拾っていたのだ。クラスの中には、「どうやったらもっと効率的に石を拾えるか?」というテーマで学級会までやるくらい、学校中が真剣だったのだ。 当時の学校教育が今より厳しかったという理由もあるにせよ、今から考えるとすごい取り組みようだったのだと思う。自分もそれらの取り組みとともに真剣に小石を拾っていたが、そうしなければいけない理由があった。 全校生徒全員が、裸足でグランド歩かなくてはいけないからだ。 当時、偏平足が健康に悪いという風潮が強く、その防止には普段から裸足で歩くよう指導されていた。その一環として、定期的に休み時間を利用して、裸足でグランドを歩く日課があったため、もし小石を見逃して踏んだりした日には大変痛い目にあう。それが嫌だから、皆真剣に小石を拾っていたのだ。 そういう小学校時代を過ごしたせいか、今の自分は幸いにも偏平足ではない。そんな思い出を、最近足の裏に出来た皮膚炎を見て思い出した。NPO 自分・自然かいあなたの『石』にまつわる思い出教えてください!図書券1000円×20名様 ←参加中

さやた   2009-12-19 18:52:06 提供:NPO 自然・自分かい

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