『ハリキリママのおしゃべりコミュ二ティ』
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とある母の日。私は母のために料理を作ろうと意気込んでいた。
「お母さん、私、今日はひとりでカレー作るね!」
普段は母の目の届かないところでは包丁を扱わせてもらえなかったが、この日は母に頼み込んでやっと許してもらえた貴重なチャンスだった。
私は何日も前からメニューを考えるほど張り切っていた。といっても当時10歳だった私にたいした料理もできるはずもなく、学校の調理実習で習ったばかりのカレーを作ることにしたのだった。
が、実際にやってみると、にんじんを買い忘れるわ、ルーは甘口を買ってくるはずが辛口を買ってきてしまうわと、空回りの連続。張り切りすぎもいいところだった。
「あっ!」
そしてとうとう、じゃがいもの芽を取る際に誤って自分の指を切ってしまった。
その時、母は珍しく風邪で寝込んでいたが、私の悲鳴を聞くなり台所に飛んできて、鬼のような剣幕で私を怒鳴った。なんでもっと注意しないの!と。
指を切ってしまった私はその後カレー作りを続けられるはずもなく、結局母に最後まで作ってもらうこととなった。
自分の不手際が情けなかったし、何より風邪の母を働かせてしまって申し訳なかった。母は私を叱ってから一度も口をきかず、目も合わせず、無言のまま気まずい夕食となった。
ところがもう食事も終わりかけ、という頃になってようやく母がこちらを向いてくれて、母の日に料理してくれてありがとう、と微笑んだ。
「お母さんがこんなに厳しく言うのはね、お前が大切だからなんだよ。」
私は小さくごめんなさいとだけ言った。空になった皿を下げるために台所へ行くふりをして母に背を向け、溢れる涙を拭った。
いつも厳しい母が、食後にかけてくれた言葉が今でも忘れられない。
「カレーはとっても上手にできたね。おいしかったわ。」
yukimept 2012-05-16 02:25:20 提供:湘南ゼミナール
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