『ハリキリママのおしゃべりコミュ二ティ』
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私にとって思い出深いのは、夫が初めて迎えた父の日。
初めての子を流産したけれど、男である夫にはいまいちピンとこなかったようで、お互いの心に距離感ができていたあの頃。
あなたも父なんだよ、とわかって欲しくて父の日に夫にプレゼントを渡しました。
「なんでくれるの?」と受け取ってぽかんとしていた夫。
「おちびからだよ」と話すと「そっか。僕も父か」と初めて実感した様子。
それ以来、段々私の悲しみに夫が寄り添ってくれるようになりました。
双子を妊娠してからは、なるべく出張も断ってくれ、里帰りもせず二人で初めての育児を頑張ってきました。
子供達も夫のことが大好きで、いつもべったり。
仕事でどんなに疲れていてもやさしく子どもを世話する夫を見ると、いつもありがとうの気持ちが湧いてきます。
贔屓目じゃなくても、ここまで家族に尽くしてくれる人ってそうそういないんじゃないだろうか。
だから、私にとっては夫だけど「お父さん、ありがとう」という言葉を聞くと、夫が頭に浮かんでくる。
家族の事を考えて、やりたい仕事のある部署から移動してくれてありがとう。
「家族が一番だから当然」と言ってくれるけれど、やっぱりすごいことだと思う。
でも、頑張りすぎないでいつまでも子供達のやさしいお父さんとして笑っていてくださいね。
そう思う私は、まだ小さな子供達のかわりに父の日に欠かさず贈り物をしています。
子供達の父親としての夫にありがとうを込めて。
pine 2012-06-23 23:04:05 提供:湘南ゼミナール
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