高校３年。
進路を決めないといけないが、コレといって目標がありませんでした。
進路指導の主任が、４年生大学を薦めてくれたのですが、大学への魅力を
全く感じなくて…担任の先生は、アラフォーで縦巻きロールで、私たちの修学旅行に参加せずに、新婚旅行に行っちゃうような当てにならない女。そいつも進路指導の先生だったけど、考えてるのは生徒の事じゃなくて、自分の幸せばかり。だから、あたしはいつも主任の所にばかり相談に行ってました。
そんな時、一つの本に、理学療法士について載っていて、調べてみるとすごく楽しそうで。
親に相談して、親の友達の知り合いに理学療法士の方が居たので、すぐ見学に連れて行ってもらいました。結果は、一目惚れ。
すぐ主任に報告して、資料をたくさん頂きました
。一応、担任にも報告したけど、一言、『難しいし、あなたには無理よ』
無理と決めつけた理由はただひとつ。受験した前例がないから。
本当頭にきたのを覚えてます。
死ぬほど勉強して、毎日塾にも通って、さぁ受験。前期試験で落ちました。
悔しくて悔しくて。考えて考えて、両親に、後期にチャレンジしたいと相談して、再チャレンジ。けど、前期試験は１２月。後期試験は３月。卒業してから、結果がでるから、アルバムの進学先は、あたしの欄は空白。担任にも、諦めたら？と言われたけど、いまさら聞く耳なし。クリスマスも正月も、卒業式もへったくれもなかった。周りの友達は、続々と進学先や就職先が決まって、楽しそうだったけど、みんなと遊ぶのをガマンして、がんばった。死ぬほど勉強した。そして、後期試験。一次試験の国語数学英語。とりあえず解いて解いてがんばった。結果。。。合格！翌日に二次試験。集団面接という名のディスカッションと、個人面接という名の６人面接。この個人面接で、何を思ったか。最後に一番好きな物を教えて下さいと言われ、物が浮かばなかったあたしは、『人でもいいですか？』「いいですよ」『SM◯Ｐの中◯ちゃんです！』と笑顔で返答。周りのみんなは、サッカーとか野球とか…一人、勉強です！って言ってた人も居たけど、落ちてたなぁ…
そして。そのあとは、近くのファミレスで家族とご飯。面接の時の話したら、笑ってた。いいの！面接官（今思えば、担任の先生だった（笑））の先生笑ってくれてたし。
そしてそして。結果は、合格！！
すぐ主任へ報告！
進学校ではなく、商業高校から医療系専門学校初合格ということで、ＨＰに載せてくれた！担任へも一応報告したけど、おめでとうのおの字も無い。ま、いいけど。よく教師やってるな～としみじみ。
今は、たくさん専門学校もできて、たくさん入学してるみたい。

そんなあたしも、理学療法士の免許をとって早１０年になろうとしている。
こんなやりがいのある仕事ができて、あたしは幸せ者だし、この仕事に誇りを持っている。
そして、結婚して、２人の子供にも恵まれた。今度は、子供達に夢を見せて行きたい。

Skmsy 　 2011-11-06 15:38:39 提供：湘南ゼミナール