高校3年…進学校に通っていた私ですが、3年間のすべてを部活動に捧げてしまい、入学時には校内で上の方だった成績も気づけば下位でどうしようもない状態に…
そこで勉強のいらない専門学校への入学を希望しました。
しかし進学校のためほとんどの生徒が４年制以上の大学へ進学するので、クラスの全員が受験へ向かって一生懸命勉強しお互い励ましあっている中、私は完全に孤立してしまいました…
みんなががんばっているのに私一人が何もしていない…
私は本当にこれで良いのか、選んだ道は本当に自分がやりたいことなのか、逃げているだけではないのか
毎日毎日悩みながらも、今からでは間に合わないという思いからあきらめていたのです。
目標もなくグズグズと毎日を過ごしていたころ、突然担任の先生から声をかけられました。
「志望校やけど、それでほんまにいいん？？何か悩んでるん違うん？なんかしんどそうやで」
あきらめて自暴自棄になっていた私は先生に声をかけられて泣いてしまいました。泣きじゃくりながら「だってやりたいことがあっても間にあわへんねんもん！！！」と自分の中にためこんでいた思いを叫びました。
すると先生は私の腕を思いっきりつかんで廊下へ引っ張り出し、「自分でやりたいことやらんでどうすんの！今からあきらめてどうすんの！！間にあわへんって決めつけてるだけやろ！！！逃げるな！！！！！」とたくさんの生徒がみている中叱咤激励したのです。
言われた直後はカッとなって、先生は何もわかっていない！とずっと泣いていました。しかし家に帰って何度も先生の言葉を思い出すうちに、自分の本当の気持ちが強くなりました。
やっぱり大学に行きたい。勉強したい。
自分の本当の想いをハッキリと確認することができました。

それからセンター試験までは2カ月しかありませんでしたが私は志望校を看護大学へと変更し、必死に勉強しました。

その後、私は希望する大学へ合格。
今では看護師の免許も取得して卒業し、大学で出会った医師と結婚し、子供も生まれました！！

あの時の先生の一言がなかったら私はきっとそのまま不本意に専門学校へと進学していたことでしょう…
そうしていたら今のこの幸せな家庭も、時間もなかったに違いありません

志望校を決めた先生の言葉に心から感謝です

ちょここあ♪ 　 2011-11-11 18:50:35 提供：湘南ゼミナール