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なんと中国では視聴率50%の大ヒット作だそうです。
中国で離婚をテーマにした映画は初めてなんですって。
夫は妻一筋の野心のない実直な外科医。
可愛い一人息子のタンタン、
実家には父母も健在で、
小学校教師という職もあり、
はた目にはこれ以上望むことなんてないじゃん!
と思ってしまうのですが、
妻のシャオフォンは、出世を望まない夫がふがいなくてたまらない。
タンタンを良い小学校に入れたかったのに・・
ピアノも習わせたかったのに・・
もっと良い暮らしがしたいのに・・
服やバックも買いたいけど我慢してるのに・・
「いつまで肩書のない医師でいるつもり?」
「あなたはフヌケよ!」
ええ~っ!
それ、言い過ぎじゃないですか?
しかもチャンピンはなにも言い返さないし・・
ま、これで大げんかになって即離婚したら、
1話で完結してしまいますから。
私は夫のチャンピン、かなり好きです。
よしんば、外科医の腕がイマイチだとしても
冷静で目の前の事に動じない。
妻が初恋の人に会うためにいそいそ準備をしているときも
内心面白くなくて妻を茶化すのだけど、
「でもパパはそいつに勝ったんだ~!」
とうれしそうに息子にいうんですよ。
「初恋は青春時代の胸の高まり」
「けっして初恋の人にあらず」
「だから賢い人はけっして初恋の人には会わないのさ」
私はものすごく納得したのですが。
シャオフォンにはそれも嫌味にとられたのかな?
夫の性格は承知で結婚したはずなのに、
子育ても一段落して、ちょっと余裕がでてきたから
こんな不満も噴出するのでしょうか??
それって、今の中国も同じかも。
食べていくだけで大変だった時代は、
特に職業をもたない専業主婦にとって
婚姻生活が唯一の生活の糧なわけで、
トラブル解消のための「離婚」の選択肢はなかったのでしょう。
さっきネットで調べたら、
中国の離婚率はもともと低かったのですが、
この1年で急上昇しているとか。
もしかしたら、このドラマも原因のひとつかも?
今日は先週に引き続き六本木のシネマートでの
DVD発売イベントに参加してきました。
8月に発売されるこの作品の第一話とダイジェスト版を鑑賞。
ダイジェスト版でこの先の進展がある程度分かりましたが、
かなり波乱万丈の気配です。
外国の長編ドラマって、ストーリーの面白さもですが、
その国の抱える問題を生々しく伝えてくれるところ、
とっても勉強になります。
先週観た「闇の列車、光の旅」の中米社会とか、
最近の私の世界情報は「ほぼすべて」
映画から学んでいます。
この作品も同じタイミングでレンタルも開始するそうなので、
そうなったらすぐに予約リストに入れようと思います。
kerakuten 2010-06-08 00:00:00 提供:株式会社エスピーオー
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