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三国志のことならなんでも知っている、といつかは言えるようになりたい私が「三国志-Three Kingdoms-」を紹介します。
「三国志-Three Kingdoms-」は本場中国において制作された全95話の連続ドラマです。以前にも中国で制作された三国志ドラマがあり、そのドラマは「三国演義」というタイトル通り、三国演義すなわち娯楽小説としての三国志を忠実に描いていました。今回の「三国志-Three Kingdoms-」はそれとは少し異なり、あくまで演義を中心に据えながらも、正史すなわち歴史書としての三国志の要素が入っていたり、登場人物の心情に迫る新たな解釈が盛り込まれていたりと、年季の入った三国志ファンも新鮮な気持ちで見ることができる脚本になっています。もちろん初めて三国志にふれる人にとっても登場人物に自然と感情移入してしまう内容で、すべて見終わるころにはお気に入りの人物が自分のこころに生まれていることでしょう。
さて、そんな魅力的な登場人物の中で最も自分のイメージに合ってたのは劉備です。そう、小説三国演義の主人公です(曹操や諸葛亮が主人公という説もあります)。劉備とは何者か。漢王朝の皇族の末裔でありながら、筵を織って生計をたてる貧しい庶民の一人として登場し、関羽張飛と義兄弟の契りを結び、苦労の挙げ句に蜀という三国鼎立の一角をなした国を一代でつくりあげた英雄です。
この劉備。乱世の道徳や倫理もへったくれもない時代にあえて仁義を己の基本方針にするというかなり無茶なことをやっています。自分にとっては得な行動も仁義にもとるならば行えないわけですから、勝てば官軍主義の曹操なんかと比べても大変なハンデを負ってます。加えて綺麗事ばかりで世を渡れるわけもなく、やむなくおこなった行為であっても仁義を世間にアピールしている手前、似非君子などと批判を浴びます。劉備自身も乱世を仁義の二文字で生きていく無謀さを痛感していて、それでいて真の仁義とはなにかという、サンデル教授顔負けの問いを背負って生きていく彼の苦悩は曹操や孫権のそれとは一段深いところにあると言えますまいか。
そんな劉備の内面をも表現している「三国志-Three Kingdoms-」劉備役の俳優さんには脱帽です。そして時に彼が時折見せる、何度も死地を生き延びた歴戦の将であることを感じさせる凄味のある表情、これも素晴らしい。もうひとつ、劉備には普段は努めて表に出さない享楽主義的な傾向があり、この要素が息子に受け継がれたという個人的な推測をしているのですが、そうした面が見られるシーンもあって興味深かったです。迫力ある戦闘シーン以外でもこうした英雄たちの人間くさいところも見どころのひとつです。
是非、「三国志-Three Kingdoms-」をお楽しみください。
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オッズ 2011-04-21 00:57:11 提供:株式会社エスピーオー
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