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孫子兵法 DVD-BOX1/
チュウ・ヤーウェン,フー・ジン,リー・タイ
「孫子兵法」といえば、ビル・ゲイツや孫正義氏のビジネス戦略の礎として現代にまで受け継がれる、中国の最も著名な兵法書の一つです。
この度はその著者である孫武の生涯を映画いた中国の大河ドラマ「孫子兵法」の試写会へ行ってまいりました。
Cinemart@六本木。
ちなみに試写会が行われたシネマート六本木
は、韓国・台湾・中国等アジア作品の配給に力を入れるエスピーオー直営のミニ・シネコンです。そうそう、瀬里奈のお隣にシアターがあるのは知っていたんですが、こちらがそういう趣旨の劇場であることは初めて知りました。
本日は中国文学に精通する作家守屋洋さんのトークショーもあるということで、楽しみです。
Suzhou / Jakob Montrasio
ドラマの率直な感想として、まずは中国の大河ドラマの質の高さに驚きました!中国(語)の映画はあらゆる面で洗練されたものが多いとは思っていましたが、ドラマを観るのは今回が初めて。正直韓国の大河ドラマが、特に映像的に稚拙な感じが気になるのに対し、「孫子兵法」はお金も相当かかっているのは明白な上に、戦闘シーンなどの迫力もハリウッド映画並みです。試写会の最後に、「三国志」のPR映像も少し上映されたのですが、こちらも総製作費25億円という超大作。
また俳優の演技力もさることながら、日本語に翻訳されてはいるものの練り上げられた深みある台詞も多々あり、とにかく完成度の高さに関心しました。日本の大河ドラマ同様、時代考証にはいささか問題があるようですが、私のポリシーから言うと、エンターテイメントなんだからそこは厳密である必要ないと思います。
Lucky charm [ Calm Garden Suzhou ] d'n'c
ところでドラマそのものに加え、私は歴史上数々の武将や現代でもビジネスマンに愛読され続けてきた孫子兵法書自体にも興味がありましたので、守屋氏の解説をこちらにちょっと纏めたいと思います。
まず前後の時代背景は以下の通り。
◆春秋時代(BC770)
↓
◆戦国時代(BC403)
↓
◆秦の中国統一(BC221)
孫子兵法の著者である孫武が活躍したのは春秋時代後期になりますが、 この時代は他にも中国では孔子、インドではお釈迦様、ギリシャではソクラテスなど宗教の開祖や著名な哲学家などが存在しており、知の勃興時代ともよばれているそう。
Pictures of Buddha [ Bao'en Temple Suzhou ] d'n'c
孫子兵法の戦略には、「漁夫の利」を狙うという考えが根本にあるそう。
孫武に言わせれば、100回戦って100回勝つということは最善の策ではなく、いかに戦わずして敵を脱落させてゆくかが勝利の基本とのこと。その背景には、この時代の戦争の定義として「敵は1つではなく、その陰には常にたくさんのライバルがいる」という考えがあり、例え一戦に勝利しても戦いによって消耗したのでは意味がなく、最初は傍観し、敵同士が勝手に消耗し合い戦わずして倒れてゆくまでいかに逃げ切るかということが、孫子兵法の中心にあったそうです。
そんな解説を聞きながら、偉業を成し遂げるということは、単に仕事の量では無く、大きなことを成し遂げるための行動の取り方や決断の仕方によるのだなーーと思うのでした・・・。
Corridor [ Calm Garden Suzhou ] d'n'c
というわけでトークショーも含め非常に興味深い試写会だったのですが、悩んでしまうことは、こちらの「孫子兵法」の続きから観るべきか、それとも「三国志」から観るべきか!どちらも本当に面白そう+超大作で長編となるので、見始めたら当分はその世界に浸ることとなるでしょう。
いずれにしても、前半の作品は既に発売中&レンタルも開始されているので、是非たくさんの方に観賞いただければと思います。
gainsfordstreet 2011-01-10 23:00:00 提供:株式会社エスピーオー
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