おかげさまで10周年★あなたにとって価値ある存在・感動した出来事のお話募集！　←参加中






今回の参加条件は・・

☆感動した出来事・価値ある存在のお話をお聞かせ下さい☆
あなたにとって・・・
１．「価値ある存在」とは何ですか？
２．「感動を受けた出来事」を教えてください。

で、もも姫は２「感動を受けた出来事」をお伝えします。

「こぼしたジュース」

「あっ、あ～ぁ、やっちゃった。さぁどうするかな？」

夕方の電車内での出来事です。私の真向かいに座った男子高校生が、パック入りのジュースを飲み、それを足元に置いた途端、「ガタンゴトン」、発車と同時に、ジュースはこぼれてしまいました。

彼の制服はだぶだぶズボンの今風の腰パン。パッと見れば、まぁ～といいたくなるような雰囲気。誰もが、彼は見て見ぬふりをするだろう、と思ったはずです。

しかしその途端、「いけねっ・・」と彼はおもむろにカバンの中からポケットティシュを取り出し、なんと、こぼれたジュースをふき始めたではありませんか？！

「えっ、」

その場の空気が一変しました。

きれいにふき取り、さらに驚いたことは、そのふき取ったティッシュを自分のカバンに入れ込んだのです。ジュースを吸い込んだティッシュでカバンの中はぬれるでしょう。でもそんなことはおかまいなく、彼はさりげなくそれらの行為を淡々と行ったのです。

彼の一連の行為を見て、私の心に真っ先に浮かんだのは、

「君のご両親は、ちゃんと君を育ててくれたね。素晴らしいご両親だね。いや君に関わる全ての人と、そして君自身の素晴らしさにおばちゃんは脱帽だよ。」でした。

見た目で人を判断する自分がいたことを恥ずかしく思うとともに、果たしてわが子に同じことが起きたとき彼女はこのようなことがさりげなくできるだろうかと、我が身を振り返ったものです。

このような行動は一朝一夕でできることではありません。おそらく家庭の中から、小さなことのようだけれど、「自分のことは、できるだけ自分でする。」といったいわゆる家庭のしつけの積み重ねから生まれる行為と信じています。その証拠に彼は、まことにさりげなく、しかも自分のミスは、自分で後始末をする、ということを当たり前のように行ったからです。

世間では、「今の若い人は・・」と揶揄する言葉や、人を見かけで判断することが多いのが現状です。実際にはその見た目も必要な時もあります。

しかし今の若い人々、見捨てたものではありません。いやむしろ、われわれ大人が見習うことも多々あるかもしれないのです。大人の自分たちの日頃の行為を、もう一度、我を振り返らねばならない、そんな素敵な出来事でした。

彼は次の駅で、何事もなかったように、下車していきました。

彼の通った後には、若さと誠実さあふれる爽やかな風がふきとおったのは言うまでもありません。

そして帰宅後の我が家では、その彼の行為で夕食は盛り上がりました。主人も子供も「自分だったら…」とその状況に身を置いて考えるよいきっかけとともに、私たち家族の会話のすばらしい題材となった素敵な男子高校生との出会いでした。



スターフライヤーさんの記事を少々。

以下の加増および本文は、画像はモニプラさん掲示ものからお借りしています。
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黒い飛行機が特徴の、東京（羽田）－北九州線、東京（羽田）－福岡線、
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栗っこ 　 2013-01-17 13:30:16 提供：株式会社スターフライヤー