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親になって

受験は自分のためのもの。親なんて関係ない。
今までそう思ってきました。

でも受験の時、何度も親ともめました。
『どこを受けるの?』と言われ、『ここを受ける』というと、『大丈夫?』
と何度も言われたのを覚えています。
一つ下の高校にしたら?それも何度も言われました。なんでここなの?落ちたら
行きたくもない私立に行かないといけないのよとも…。
でも、私はそれを変えませんでした。

理由は1つ。

当時塾にいた好きな男の子。
その子と一緒の高校に行きたいけど、その子が受けると聞いたのは私の偏差値ぎりぎりの高校。そこを受けるのか、安全策を取って一つ下の高校を受けるのか…。
最後の最後まで悩み、結局私は後悔したくないと偏差値ぎりぎりの高校を選びました。

落ちても仕方がない。
どこかでそう思っていましたが…。

合格発表の日。
一緒に行った友達とは少し離れて発表を見る事にしました。
『きっとダメだろうから、ダメだったら黙って一人で帰るから』と言って。
そして発表。

ありました。番号があったんです!!
嬉しかったですね~。
私は無事その高校に通う事になりました。

でも、番号があって嬉しかったこと以上に、ビックリ&嬉しかった事がありました。
それは、私に内緒で合格発表を見に来ていた母が泣いて喜んでいた事。。。

父と二人でこっそりと見に来ていて、私は発表直前に2人を発見しました。
なんで来てるんだろう?そう思いましたが、発表後になんと母が泣いていたんです。
うちは父より母の方が強い家庭。家で泣くところなんてみたことがなかったのに、
あの強い母が私のことで泣いている、喜んでいると思うととても嬉しく、また少し不純な
気持ちで高校を決めた事、心配させた事を申し訳なく思いました、
口には出さなかったけど、とても心配していたんですね…。

『がんばったね。行きたいところに行けてよかったね』
母に言われた言葉が忘れられません。

自分が親になった今、親の気持ちが痛いほどわかります…。

ちなみに…その時好きだった男の子はなんと一つしたの高校を受けていました(^^:)
笑い話です(^^)☆

せんずん   2012-01-25 21:24:45 提供:数学教育研究会

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数学教育研究会

学校とは別の立場から、数学教育を考え、指導法や教材を研究開発し、全国のFC教室や通信教育で、子どもたちに算数・数学を教えている団体です。

子どもたちの「なぜ?」「どうして?」を大切に、年長さんから中学(通塾では一部、高校)までの長期にわたる学習計画と発達段階にあわせた指導を行っています。

創立44年目をむかえ、「算数なら、数教研!」と、母から子へ世代を越えて在籍してくれる生徒さんも少なくありません。

数教研は、子どもたちの知的好奇心に応える算数教育を目指しています。

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