ブログネタ：合鍵欲しい？欲しくない？ 参加中私は欲しくない派！本文はここから私は最近頭の中が空っぽになってしまいました。。。今までだったら頭の中に書きたいこと、話したいことがたくさんあったのですがどうも頭の中のどこを探してもどんな言葉も見つからないことがあります。ただ、無心で毎日の用事をこなすのみです。まぁそんな時期もあるんですねということで、最近は本ばかりを読んでいます。色々読んでいますが、なかなか心にとどまる言葉が見つからないのが悲しいところです。さて、ブログネタの『合鍵』についてですが私は欲しくないです。恋人同士ですよね。なんか、重いもらっても、なくしてしまうのが関の山なので何度か断ったことがありますね。だって、交際が順調な時はいいけどなんかあった時に「勝手に入っていないか？」とか疑われたらすごくイヤ。私も、勝手にプライベート空間にはいられるのがものすごく嫌で突撃訪問すら鳥肌が立つほどイヤです。恋人同士、そこまで見せ合う必要はないと思うんですよねぇ。一緒にいるときに、楽しければそれでいいじゃないですか。相手の見せない部分をわざわざほじくり出す必要もないし。まぁ、気になるなら、一緒に暮らせばいいじゃないか。と、思います。さて、最近読んだ本小川洋子さんの『やさしい訴え』この本では妻が家に久しぶりに帰ってみると明らかに女性の手が加わったように見える状態になっていたという場面がありました。愛人関係での合鍵は、どういう意味を持つんでしょうね。やさしい訴え (文春文庫)著者 : 小川洋子文藝春秋発売日 : 2004-10ブクログでレビューを見る»主人公の女性が、家を飛び出して幼少期に過ごした別荘に行くところから話が始まります。長年浮気をしている夫と何気ない会話をしながら日曜のブランチを作っている主人公BGMは、隣の少年が練習しているバイオリンの音一見何気ない会話に見えて夫婦の会話はまったく噛み合っていない。「心安らかに、オムレツが食べたいだけなんだよ。」と言って、オムレツも食べずに夫が出かけてしまう。そこで、初めて主人公は、しばらく家を離れることを決めたんです。小川洋子さんらしい「不仲」の表現ですよね。心がすれ違うと、会話がまるで通じなくなることってありますよね。お互い、その空間を埋めるためだけに言葉を発しているのですがそれぞれが勝手に話しているだけでキャッチボールにならないんです。普通の物語ならもっと単純に「夫の浮気に我慢ができなくなった妻が、家を出る」という構図になると思うのですが実際は、そんな単純じゃなくて浮気をした夫とのあいだに、変な溝が出来て自分の心の整理もできずにいろんなことが空回りしてスムーズに行かなくなってしまうから、耐えられなくなってしまうんだなぁって。私、すごく目が悪いので夜とか、メガネをしていないとすべてのものの輪郭がなくなっちゃうんですよね。小川さんの作品はどれも、その感覚に近いです。薄く、白い霧に包まれたようなそんな表現方法ですよね。この物語も、一枚の絵画を見ているような気分で読みました。私にみえた絵は真ん中に、チェンバロがあって若い、ショートカットの女性が弾いています。楽器を弾くにはラフな格好その横のソファーには一人の男性と、女性。こちらは、ほどよく年を重ねているように見えるのですが夫婦とも、恋人ともつかない距離感があるそして足元には年老いて、うつろな目をした老犬が座っている。こんな感じの一枚の絵を見ながら３人の関係性などのイメージをふくらませていったのがこの「やさしい訴え」という小説なのかなぁ、と思いまいた。内容がどうこう、というよりこの世界観にどっぷり漬かって読めたのがすごく心地よかったです。意外だったのが、小川さんの作品にしては「嫉妬」の感情が、驚く程にあからさまだったことかな。それは、霧を通して見ても、はっきりとわかるほどに。「出来事」を言うと、ツッコミどろこが満載ではありますがふわふわと気持ちよく読むことができました。こういう本は、だらけた部屋着ではなく可愛いマキシワンピとかを着て、読みたくなりますね。【titivate】Aラインマキシワンピース合鍵欲しい？欲しくない？欲しい欲しくないアダムとイブのぶっちゃけ楽園

aita 　 2013-07-05 11:12:31 提供：株式会社ALEFS（titivate）