私が高校受験の時、クラスメイトにあんまり勉強が得意じゃない子がいたんです
勉強意外では活発だったし、友達も多いし、カワイイ子なんだけど、本当に勉強ができないんです

参考書とかもせっせと買って、真剣に取り組んでるのにテストの点数は最悪…

本人もけっこう落ち込んでいたけど、学校生活や部活が楽しくて気にしない時の方が多かったと思うんです

でも、受験はそうは行きません！

高校受験の時、彼女は『私でも入れる高校はある。でも○○（私）と一緒の学校に行きたい！』ともらしたんです
私が受験するつもりの学校には、私が受験する科の他に『商業科』もあって、そこならがんばって勉強すれば合格しそうだったんです
でも先生は勧めていませんでした

彼女は『そこに落ちたら働く事にするわ。どうせ勉強嫌いなんだから、○○（私）と一緒に学校に通えないなら働くほうが言い』と言ったんです

やっぱり高校生になって、いろんな事を楽しみたい！という夢があるので、私も一緒に合格しよう。いやこの人を『合格させてみせる！』と誓いました！！！燃えました



部活もお休み期間に入ったので、毎日私の家で勉強しました。
寝る時だけ別で、朝から晩まで一緒
『受験が終わったら遊びに行こう』と楽しい計画を建て、それに向かってひたすら勉強しました

私もその子に教えるのがメインだったので、自分の応用問題はほとんどせず、基本的な復習ばかりやっていたので、多少のあせりはありましたが、毎日夜は眠くて『自分の為の勉強』なんてする時間がないんです
なので、完全に家庭教師状態でした

寝る時は『彼女が受かりますように』と毎日夜空に流れ星を探しました
（一度も出てくれませんでしたが）

そして受験当日
私たちはべつべつの教室で試験に挑みました

回答速報も一緒にみて、なんとか合格しそうだと確信し
その日から毎日遊びました
もし彼女が落ちたら一緒に遊ぶ時間がなくなる、と思ったので
もうメチャメチャに遊びました（完全に不良でした）



…そして



私達は春から同じ学校へ通う事ができました！！！



普通科と商業科は校舎も離れて、下校時間も微妙に違って、科目も持ち物も違うので、だんだん一緒には遊ばなくなり高校生活３年間はほとんど一緒に遊ぶ事がありませんでした

私は地元に残り、彼女は進学せず遠い町に就職しました


そして５年経った時、彼女が結婚する事になり、私も招待されました
『小学校～中学校の幼馴染席』での招待
ところが、彼女から久しぶりに電話がきて『友人代表をやって欲しい』と言われたんです
『どうせ他の人がやってくれなから、私にまわったんでしょー』と冗談で文句を言うと
『違うよ。高校受験の時、本当にお世話になったのを一生忘れない。あのときはありがとう。なんだか友人代表を決める時まっさきに思い出したよ』と言われたんです

嬉しかったです

そして、私は結婚式のスピーチで、一緒に受験勉強をした事、そして彼女の為に流れ星を探した事。そして一度も流れ星はなかったけど二人とも無事合格したと話すと会場が笑ってくれました（笑）

バナ☆チョコ 　 2010-03-07 15:59:44 提供：株式会社グランバー東京ラスク