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今回のテーマ
「人生の大先輩との思い出はありますか？」



（左より：小５妹チャン、父、中１長男くん、小４弟くん）
 
ちょっと思い出とは違うのかもしれませんが、何年も前に亡くなった私の父ですが、
子ども達が小さい時に亡くなっているのに、子ども達がときどき父のことを思い出させます。
先日も、我が家の小５の娘がエッセイを書きました。そこから引用します。
 
『じいちゃんの流れ星』
「みなさんげんきになりますように」お兄ちゃんが書いた短ざくが飾られた病院で
七夕を前に、じいちゃんは星になった。
じいちゃんが死んだのは、私が年長の時。私はまだ小さかったけれど、家には
じいちゃんと一緒の写真がたくさんあって、じいちゃんの事は忘れられない。
この前、林間で14個入りのキャラメルを買った。「ひとり2個ずつね」弟が、
「あと2個は？」と聞いた。それは、仏壇のじいちゃんの分。
じいちゃんは長い事ガンで入院していたのだけれど、わたしがひと月入院することに
なった時、病人のくせに私を心配して勝手に病院を抜け出してきた。そんなじいちゃん
だった。
去年の夏、河川敷でシートを広げ、家族みんなで流れ星を数えた。じいちゃんは
どの星になったんだろう。私がそんな事を考えていた時、頭の上でキラッと星が返事をした。
 
父は寅さんみたいな人で、ひとが良いばかりに母はかなり苦労したと聞いています。
寅さんは、他人だからいいけれど身内にいると大変なんです＾＾
そんな父の存在を実感するのは、父が生きているときより死んでからでした。
未だに父を偲んで、がんセンターで一緒だったお友達、会社勤めをしていた頃の仲間、
みんなが未だに線香をあげにきてくれるのです。わたしの知らない父がそこには居ました。
不器用で涙もろい、感情むき出しの父で私には理解できないところもありましたが・・・
ときどき嫌だなあと思っていた涙もろいところとか、年のせいか似てきまして・・・（苦笑）
子ども達がずっと小さい時に亡くなったはずなのに、子ども達も覚えていたりで・・・。
やっぱり血がつながってることを実感しています。
 
 
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こぶたまま 　 2010-10-31 19:07:45 提供：トステム