こんにちは。
トラノイの井澤です。
http://www.tra-noi.com/

当店は、「イタリアの贅沢生活」というコンセプトスローガンを掲げています。

今回のお題とも関係があるので、
少しだけこの言葉に込められている意味をお話させてください。

当店のスタッフにもイタリアでの生活がとても長い人間がいるのですが、
イタリアに長く住んでいる人が、口をそろえて言うことがあります。

それは「多くのイタリア人は、実際の所得がそれほど高くないわりに、意外と贅沢な暮らし方をしている」ということです。

それは「もの」の選び方や、「時間」の使い方に関することです。

日本にいて感じるイタリアの高級ブランド品のイメージとは裏腹に、イタリアの街や風景は思いのほか地味で、人々の身なりも案外質素です。
でもよく見ると、決して有名ブランド品ではないけれど、非常に質の良いものを身につけていたりします。

また、外食はあまりしないけれど、家族そろっての食事をとても重要視していて、素材のよいものできちんと料理をして食べます。（日本のようにインスタント食品はあまり売っていません。電子レンジの普及率も異常に低いのです）

ミラノのきわめて中流のサラリーマン家庭でも郊外に別荘を持ち、週末ごとに別荘で時間を過ごすという人も多いそうです。
夏のバカンスのシーズンには、商業車が交通規制されるなど、「仕事」より「休み」が優先されるなんて我々から見ると驚きですが、日本人よりも「オン」と「オフ」をきちんと両立している、とも言えます。

重要な会議の途中でもさっさと食事に行ってしまうとか、仕事でイタリア人と関わると、なにかと苦労することが多いのも事実なんですが、彼等の暮らし方には、今の日本人にとって、生き方や暮らし方のヒントになるような部分も沢山あるんじゃないかな、と思っています。

そこで今回のお題は、「みなさんの贅沢を教えてください」というものです。

もちろんそんな大それたものじゃなくて結構です。
あなたの「ちょっとした贅沢」を教えてください。

今回は、記事を書いてくれた方の中から、12名様に「サルフィオーレ（塩の花）」を
プレゼントします。

「塩の花」というのは、塩田に自然に浮いてきた結晶のことで、これを天日で丁寧に乾燥させたものです。ごく限られた量しか採取できず、代々ローマ法王に献上するために作られてきた特別な天然塩です。

ローマ法王御用達の天然海塩を自宅で気軽に使ってみるというのも「贅沢」な話ですよね。