全北海道的には名物グルメというとジンギスカンというイメージが強いが、地域それぞれにも何がしかを起源とした名物がある。例えば十勝方面でのその一つが豚丼で、相当美味しいとも聞いている。北海道在住の自分、帯広には仕事で立ち寄ることはあるのだが、食事となるとラーメン探訪などに時間を費やし、かねがね食べたいと思いつつもなぜか豚丼に縁がない。というところに、向こうからやってきてくれたのが株式会社アクセルクリエイションさんの「とれたて!美味いもの市」から、お試しセット:十勝名物豚丼である。タレ付きの肉と、小袋はご飯用のタレである。セットはこれが8食となっている。8人家族でもケンカにならない(当たり前だ)。一人前、ローススライスは3枚から4枚。十分な食べ応えと思われる。豚丼というと世間では、豚の小間切れ肉を玉ねぎ等と共に炒め煮にしたようなものをご飯に盛ったものを指す場合が多いが、十勝のそれはベロンと大きなスライス肉を焼いて、そのままベロンとご飯にのせるスタイルが一般的。とにもかくにも試食会。豚丼のスタンダードなスタイルと思われる。自分は肉をフライパンで焼くとき一緒にいためたスライス玉ねぎを飯の上に敷き、その上に肉を盛る。こうして食感を優しくし味わいをふくらませるのだ。肉が柔らかいと大評判。切り身の具合も程よく、食べやすい。味も甘からず辛からずの、案外あっさりしたものだったが、これが食欲を邪魔しないのでどんどん箸が進む。なるほど〜の十勝のグルメ、堪能させていただいた。・ ・ ・肉も旨かったが、この商品で自分が着目したのは「ご飯のタレ」。これをお肉とは別にご飯にかけ回して食べるというものだ。それが十勝流なのかどうななのかは分からぬが、タレ付きの肉にタレご飯?ちょっと甘くどいんじゃないか?という懸念もあったのだが、コレがなかなかイケる。ご飯にも薄味をつけることで、肉に濃い味が要らなくなるという寸法か。で、そのタレを使って焼き飯を拵えてみることに。たっぷり目な玉ねぎとともに炒めたご飯をタレで味付け(味を締めるよう塩コショーを適宜。こういう時は何となくニンニクを使いたくなるが、ここでは要らないと思う)。ご飯の上に千切りした春キャベツを軽く敷いて肉を乗せた。肉は焼いてからハサミで食べやすい大きさに。長ネギみじん切りを添えてひとクセ足した。酒を呑んでいるときには紅生姜よりこれが良い。旨い〜。料理のテクよりも、商品元来のクオリティとポテンシャルが高いおかげで、簡単に美味しい豚焼飯の出来上がりである。・ ・ ・というわけで、めでたく家でご当地グルメを楽しんだという次第。良い時代である。とれたて!美味いもの市ファンサイト参加中
投稿日時:2012/04/26
: 口福論
提供:株式会社アクセルクリエィション