チャチャル(モンゴル名・チャチャルガン 中国名・サジー ヨーロッパ名・シーベリー 英名・シーバックソーン 呼名多数)は、 モンゴルやチベットなどの厳しい自然環境でも育つ生命力のきわめて強い植物で、栄養豊富な果実の利用とともに、 砂漠緑化にも利用されています。
中国・モンゴル・インドからシベリア・西欧・北欧まで広く分布して、その高い栄養価と健康効果が明らかになり、 各国が競って栽培を始めています。
モンゴルでは、古くから民間伝承薬として、健康や肌のお手入れにチャチャルの実を生活に取り入れてきました。 朝青龍もお母さんの作ったチャチャルジュースを健康ジュースとして飲んでいました。 チンギスハンが愛用していたという話もあります。
チャチャルの完熟した実には多くのビタミン・ミネラル・アミノ酸などの天然オイルが含まれています。 ビタミンC・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンB群、フラボノイド、アミノ酸など健康のために欠かせない成分が含まれていることが研究によって明らかにされ、 最近では宇宙飛行士など健康維持を特に考える必要のある職種の人々に積極的に利用されています。
チャチャルには200種類以上の豊富な有効成分が含まれて、毎日の食生活に不足している栄養素を補ってくれます。チャチャルはモンゴルのゴビ砂漠の植林計画でも有名ですが、なかなか植物が根付かないことで有名です。この過酷な地域にもともと「自生」しているのが野生のチャチャルです。
チャチャルジュースのアスパラギン酸は、一般米酢の30倍含まれています。