『大人の選り抜き情報サロン★モニプラ』
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昨日は地域のお餅つき大会がありました。
主宰しておられるのは、主に中高生のお子さんをお持ちの保護者の方たち。
子供たちの登下校などを、いつも熱心に見守ってくださる方たちでもあります。
受験生のお子さんをお持ちの方も多く、みなさんの忙しいのに、地域の子供たちのためにといつもいろいろな行事を催してくださって、本当に頭が下がります。
私も、自分の子供が少し手を離れたら・・・。
いや、今からでもできることには参加させていただこうと思い、朝息子を送るついでに登校中の小学生に声をかけたりしている毎日です。
余計な御世話と思われているかもしれないけれど、自分たちの地域の子供を自分たちが見守り、みんなで育てていこうとする想いや、それによって生まれる力って、本当にすごいんですよね。
自分の親だけでなく、周りの大人たちも自分たちを見守ってくれているということが、子供の気持ちの安定にもつながっている気がします。
そんな想いをさらに強めるような本に出会いました。
太田 あや著 『ネコの目で見守る子育て 』
です。
小中学生を対象とした、全国学力テスト、体力テストで1位を獲得した福井県の子供たちの、優秀さの秘密が分析されています。
塾もあまりないような環境で、ほとんど学校の宿題や予習復習だけで十分な学力と体力を身につけていく福井県の子供たち。
その秘密はどこにあるのか?
豊かな自然環境や、3世代同居率の高さなど、福井県ならではの環境や条件も関わっているようですが、中でも注目すべきは地域の力なのだと思いました。
自分たちの地域の子供たちを、みんなで力を合わせて育てていこう、という意識がとても強いようなのです。
そして、そんな中での学校と地域と家庭が一体となった連係プレーが素晴らしい!
家庭も地域も学校を信頼し、進んで協力する。
信頼された学校側は、それに応えようと努力し、教職員も自分を磨く。
そしてさらに信頼は強まり、子供たちも先生方の教えを素直に信じて受け入れる。
そんな素晴らしい信頼関係とつながりの中で、福井県の子供たちは大人を信じること、素直に机に向かうこと、そして身体を動かすことの楽しさを覚えていっているようです。
子供を育むのに周囲の環境がいかに大切なものか、改めて考えさせられた本でした。
過保護にならず、でも放任にもならず。
つかず、離れず。
子供の成長を温かく見守ること。
とても難しいことだと思いますが、私も少しずつでも実践して行きたい。
全国学力テストや体力テストでは惨憺たる成績だった大阪府ですが、私が暮らす地域のそれは全国平均を大きく上回っていたと聞きました。
これも、地域の方たちが長年取り組んでいらした見守り活動や、子供たちとの積極的な交流の成果かもしれませんね。
我が家でも既に「いっぱいいっぱい」なのですが、各家庭だけで子供に目を行き届かせるのには限界があります。
地域のみんなで子供を育てていけるような環境作りに、私も少しずつ参加して行きたいなぁと改めて思ったのでした。
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