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森沢 明夫著 『青森ドロップキッカーズ 』読者モニター大募集!

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カーリング小説 森沢明夫 「青森ドロップキッカーズ」

発行:小学館
価格:¥1,575(税込)

ワタシはカーリングをよく知らない。
氷上のチェスとも呼ばれる、大きなおはじきみたいなゲームだという
認識くらいしかない。トリノオリンピックあたりから、人気が出たんだっけ?
バンクーバーオリンピックでも、注目を浴びていたカーリング。
クリスタル・ジャパンって言うんでしょ?
片や、「チーム青森」とも呼ばれていて、「日本代表なのに、なぜに青森?」
と密かに思っていたりもしたんだ。そんなワタシがカーリング小説を読んでみた。
「青森ドロップキッカーズ」。「チーム青森」と「青森」つながり。

作者の森沢明夫さんは、スポーツもののノンフィクションも手がけているひと。
「青森ドロップキッカーズ」は小説ですが、ノンフィクション同様、
ちゃんと丁寧に取材して書かれています。あとがきで知ったのだけれど、
森沢さんて、書くまでカーリングの「カ」の字も知らなかったんだって。
そういう方が書いたからか、カーリングをよく知らないワタシでも
カーリングのことを知りつつ、読むことが出来ました。
カーリングに明るいひとなら、「知ってるでしょ?」というようなことも、
丁寧に、でも、解説くさくなく書いてくれているところが読みやすい。

話は青森を舞台に、カーリングの代表選手になれるかも?というような
上級者の25歳の女の子と、いじめられっ子の中学生男子を中心に進んでゆきます。
それぞれの章ごとに二人を中心として、視点が変わる構成なのも、
カーリングをよく知らないひと目線でも読める要因になっていると思います。
ウマイ!

カーリングを続ける上での、苦労、挫折、葛藤、いじめられながら中学生活を
送る中での、苦難、悩み、そして、カーリングとの出会い。
そして、彼らの周りに居るひとたちの優しさ、厳しさ、人間関係。
単純に言ってしまえば、これはカーリングをめぐる青春物語なんだと思うけれど。
普通に、人間ドラマを淡々と読み進めていたはずなのに、最後、単純な盛り上がりで
涙ぐんでいるジブンが居ました。電車の中だったから、こらえるのに必死。

総体的に「爽やか」な話です。綺麗な話です。
でも、「熱血」とは少し違う気がする。
ひとの優しさ、強さ、頑張り、そういうことがさらりと描いてある。
「熱いな!」「頑張ってんな!」というより、「いいこともあるよね、頑張れ。」
っていう、程よいチカラの抜き具合が心地よいです。

ワタシはこの本を読んでカーリングの何たるかが少し解った気がしました。
次にカーリングの試合があったら、違う視線で見れるかも。
なぜに、「チーム青森」なのかも解ったよ。そういうシステムなんだね。
この話、ノンフィクションだと言われれば信じられるくらい、よく出来ています。
きっと、誰かが夢中になるものがある限り、これくらいの、これ以上の
ストーリーってあるんだろうなって思えました。

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