少し前にもこのおじさんの事を記事に書きました。その時に応募していた新刊モニターに当選して、木村秋則 著 『あなたの人生に「奇跡のリンゴをつくる本』を頂きました木村さんは失敗を重ねながら奇跡のリンゴの栽培に成功した方です。でも「失敗を重ねながら」という言葉もなんか軽く感じます。「いいよいいよ」なんて言える失敗じゃないんです。「いいよいいよ」なんて言える選択でもないんです。金のなる木とリンゴが言われた時代に、1年畑に出て無収穫、無収入の日々を何年も送られました。1人ではなく、義父母、奥様、お子様との生活がある中で。食べるものもなく、消しゴムを1人に１つ買ってあげるお金もない。周りからはバカにされ、親戚からはキツイ言葉で叱られて、それでも木村さんは見えない先を見ながら歩みを進められました。そしてその見えない先は実は足元にあったと気づくんです。答えは見えない土の中にあったんです。すぐそばに。その事に気づくのに何年も費やしたわけです。リンゴは最低7年かかるそうです。7年！待てないですよね。早く結果を望みますよね。しかも当時の木村さんは確実にここでリンゴがなるという確証のない挑戦です。リンゴと向き合った木村さんがリンゴの事、プランターで野菜を育てる方法を書いてくれています。そして色んな質問にも答えてくれています。りんごの事を経験を通して話してくれているのに、この本を読んだ方は自分の問題へのアドバイスを受けた気になると思います。大事な事は全てに共通している事なのだと改めて思う本です。自分の視野が広くなる感覚があるかもしれません、目から鱗で。本当にこの本はタイトル通りです。自分の人生に奇跡のリンゴをつくる本です。自分にとっての奇跡のリンゴとは何だろうか？じっくり考えたいと思います。そして失敗を恐れず失敗を楽しみたいです。なんでこんなに木村さんの言葉は温かく深いのだろうかと、理由を自分で見つけられないまま思わず泣きそうに何度もなりました。大事な事がきっとたくさんたくさん詰まっています。私達は自然と共にある。なのに、本当に自然を感じているか尊重しているかといえば疑問です。毎日の生活の中で、自然に触れたり、自然を守る行いが出来ているかと考えた時、私の生活は自然とは離れています。自然をちゃんと知りません。そこにあるのに。知らないことがたくさんあります。生かされていること。自分にできる事。そして自分の人生への姿勢。とにかく色んな事を考えるきっかけになる本だと思います。常に目に入る場所に表紙を見せて置いておこうと思います。大人の選り抜き情報サロンファンサイト応援中

mihomama 　 2010-06-04 18:11:03 提供：株式会社 小学館