『大人の選り抜き情報サロン★モニプラ』
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今から50数年の昔、私にも小学生時代が
あったのですが、もう遠い記憶です。
自分で言うのは どうかなと思いますが 当時の
我が家は裕福で 私はいわゆる「ぼんぼん」でしたよ。
だから、わがままに育ったと思いますし、振り返れば
良い事ではなかったように思います。
学校では成績優秀(笑)、中学時代も含めてずっと級長さん。
そんな私の妙なプライドが災いした珍事件を思い出します。
3年生の始め、登校する朝になって 工作時間の「粘土」を
取りに行くのを忘れていて 母親に 「学校に行きたくない」と
ダダこねたのです。
粘土は裏山に行けば いくらでもあります。
母は言いました。
「先に学校へいっとけ。
粘土をあとから 持って行ってあげるから・・」
それでも 私は手ぶらで教室へ入ることを嫌がりました。
怒られてしぶしぶ家を出たものの、まっすぐ学校に向わず
登校道の途中の工事現場で 背水作業中のポンプを
ボンヤリ眺めていた時です。
いきなり腕をわし掴みされて 見れば母親でした。
母の手には粘土が。
むりやり手をとられて 学校の門をくぐり、教室へ。
泣きじゃくっている私を迎えてくれたのは 級友達と
担任の先生でした。
「どうしたんだ? みんな待っていたんだよ」
嬉しいやら 恥ずかしいやら・・大声で泣いた私。
結局、楽しい工作時間の粘土細工が出来上がりました。
・・・・・
その先生も今では総白髪のおじいさん。
母親も93歳の超バアサン。
級友達も 初老の仲間入り。
遠い昔、そのひとコマひとこまに 幼い記憶が沢山あります。
たかが粘土というなかれ。
厳しい母親でしたが 本当は優しい母親と言うのが真相です。
時には 棒切れ片手に 学校まで追いかけて来た母親の姿が
今も目に焼き付いていますよ。
それを時々語ると 「そんなことがあったかね・・・」
と 笑っている老母です。
現在の私はまだ わがままに生きています(苦笑)。
忘れられない小学生の頃の思い出大募集!@小学館よくよむコム
impulse91 2008-11-24 09:47:56 提供:株式会社 小学館
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