『大人の選り抜き情報サロン★モニプラ』
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山田 順著「本当は怖いソーシャルメディア」(小学館) [編集]
立って動くのは大丈夫ですが、座っていると相変わらず腰が痛くなってくるので(;´д`)トホホ
ベッドに寝転んで本を読んでいました。
山田 順 著『本当は怖いソーシャルメディア』小学館101新書 定価:本体720円+税
著者は雑誌の編集、ペーパーバックスの編集長を経て、現在、紙書籍、電子書籍のプロデュースをしている方です。
帯に
あなたの人生が“炎上”する前に知っておきたい
SNS(Facebook、twitter etc.)の落とし穴!
とあったので、SNSでの個人情報流出やモラルなどに関する本かな~と思い読み始めたのですが
どうもそうではないようです。
ネット社会、そしてこの先、ネットだけに頼りすぎる社会が続いていくことに対して
警鐘を鳴らしているように感じました。
私は以前、mixiで日記を書いていたけれど、mixiで知り合うのはすでに仲良くなっている人や
そのお友達ばかり。
どんどん密度が濃くなっているような息苦しさを覚えて、アクセスするのを止めてしまいました。
年齢や住んでいる地域などが違う人とも知り合いになりたかったのに、
なんだか思っていたのと違うぞ、という感じです。
この本では、フェイスブックに最初に参加した全米のエリート学生たちは
自分たちと違う属性の人間を友達として承認せず、排他性を維持しているとして
SNSは「世界中にお友達がつくれる」ものではなく、「リアル社会の階層化をネットに移し替えているだけ」であり
“村”“村社会”に例えているので、イメージしやすかったです。
「おわりに」で『イディオクラシー』(邦題:『26世紀青年 ばかたち』)というアメリカのB級映画に触れられていました。
私はこの映画を見たことがないのですが、本書によると
人工冬眠の実験台にされた青年が500年後に目覚めてみると、人々の知的水準が著しく低下し
誰ひとり本を読まず、朝から晩までトイレ付きの椅子に座ってジャンクフードを食べ、
男はスポーツ、女はファッションにしか興味がなく、テレビはお笑いバラエティ番組と
スポーツ番組、FOXニュース。医者や弁護士などもバカな“おバカ社会”になっていた。
「もしかしたら、現代社会はこのような方向に向かっているのではないだろうか? それとも
すでにそうなっているのか?」
「ソーシャルメディアの進展で、ネットには情報が山のようにあふれている。しかし、そのあふれた情報は
ほとんどがゴミ情報だから、社会はゴミ化し、人々はその選別ができなくなってきている。
実際、いま私たちはそんななかで暮らしているのではないだろうか?」
ソーシャルメディアのリアルタイム性を讃えつつも、既存のマスコミが衰退し、
プロフェッショナリズム、モラル、公益性などがない世界になることを危惧している著者はそう述べる。
そして、映画ラストシーンの大統領のセリフで締めている。
「読むのが、女々しくない時代があった。もちろん書くことも。人は本や映画を書いたのだ。
ストーリーのある映画をな。誰かのお尻が、なぜ屁をするのかを考えさせる映画をな。
そして、その時代はもう一度くると、オレは確信する!」
わが家はダンナと私、それぞれがPCを持っていて、ネット依存度も高いと思うのですが、
ヘンなところで古い人間で、たとえばケーブルでなければイヤで、無線は信用してないのぉぉぉっw
携帯は電話とメール、スケジュール管理ができればいいというダンナに、
携帯はメールとカメラが付いていればいいという私だから、スマホは必要なし。
音楽はもしかしたら今後、たまにはダウンロードすることもあるかもしれないけれど、
基本的にはCDで持ちたいタイプ。そして、本は紙のページをめくって読みたい。
そして、年寄り臭いけれどよくダンナと話しているのが
「昔はよかった」w
昔のSF小説や映画、手塚治虫の描く未来など、昔の人の想像力ってすごいよね~とよく盛り上がっています。
なので、そんな時代がもう一度くるといいな、と素直に思ってしまいました。
ところで、この本の中では“ソーシャルメディア”、“SNS”といった言葉がごくフツーに使われていて、
これはもちろん日常生活の中でもよく耳にしますが、
果たして、“ソーシャルメディア”“SNS”とは何ぞや? もし私が聞かれたら
「え~っと、ほら、PCとか携帯とかでのバーチャルな社会っていうか集合っていうか……。
ほら、Facebookやtwitter、mixi、GREEとかさぁ……」
とモゴモゴした感じになってしまいます。
なので、SNSとは、ソーシャルメディアとは、という定義付けが記載されているといいな~と思ったのですが、
私が無知なだけで、多くの人にとっては常識で、敢えて書く必要のないことなんでしょうか?
気になったことは調べなければ気が済まない性分なので、Wikipediaを見たのですが、
「電子掲示板も広義的にはソーシャル・ネットワーキング・サービスに含まれる」とあったので
やはりここは、“この本におけるSNS”を明確にして欲しかったな~と思います。
Hatsune 2012-05-23 00:00:00 提供:株式会社 小学館
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