αリポ酸は、2004年に健康食品への使用が認められて以来、抗酸化力の高さから、老化防止効果などを期待して摂取する女性が多い。ところが、αリポ酸をのんでいる人に「意識がもうろうとする、手足がしびれる」などの低血糖の症状が、まれに起こることが医師らの間で報告されるようになった。　αリポ酸の摂取を中止させ、食事を6回食に変更してもらうと、症状は改善したという。　低血糖発作は、糖尿病の治療中の人に起こりやすい。ところが、「インスリン自己免疫症候群」では、糖尿病ではないのに突然重度の低血糖発作が起こる。　この病気は、白血球の特定の型を持つ人が、SH基というものを持つ薬やサプリなどの成分を服用すると起こりやすいことが、東京女子医科大学糖尿病センターの内潟安子教授らの研究で明らかになっている。　白血球の特定の型とは「HLA-DRB1*0406」というタイプが主。αリポ酸は体内でＳＨ基を持つ構造に変わるが、日本人に6～8％いるこの型の人がのむとインスリン自己免疫症候群を発症するリスクが高まるようだ。　内潟教授によれば、発症しても多くの場合、αリポ酸の摂取を中止すれば、1カ月前後から数カ月で自己抗体が減り、低血糖症状も消える。　厚生労働省の研究班（主任研究者：内潟教授）の09年度の全国調査では、インスリン自己免疫症候群の発症患者38人のうち19人が健康食品を摂取、うち17人がαリポ酸をのんでいた。　白血球の型の検査は高額だ。今、リポ酸をのんでいる人について、サプリメントに詳しい北青山Ｄクリニックの阿保義久院長は、「すべての人に発作が起こるわけではないが、リスクがあることは知っておきたい。のんでいて、冷や汗、手足のしびれや震え、めまい、激しい空腹感などの症状に気づいたら、すぐに摂取を中止し、医師に相談を」と話している。こんな症状が出たら医師に相談を□ 手足が震える□ しびれる□ 意識がもうろうとする　　　　　いずれも低血糖発作の症状〓αリポ酸を6カ月のんで低血糖発作を起こした33歳女性のケース（資料提供：船橋市立医療センター岩岡部長） 主に訴えた症状　手足や舌のしびれ。全身けん怠感。意識がもうろうとする。経過　2009年9月下旬、手足や舌のしびれ、および全身のだるさを自覚するようになった。10月初旬には、意識がもうろうとして倒れたため、救急車で病院に搬送された。　糖尿病などにかかったことはないが、血糖値が非常に低かった（血糖値34mg/dℓ）ことから、点滴を行ったところ症状が改善。　しかし、翌日にも意識障害を起こし、病院を受診した。その際も、血糖値は40mg/dℓと低かったため、検査のために緊急入院に。　膵臓（すいぞう）に腫瘍（しゅよう）などの異常はなかったが、血液検査でインスリン自己抗体が高値を示した。　医師の問診で、αリポ酸を6カ月間のんでいたことがわかり、αリポ酸が原因と考えられる「インスリン自己免疫症候群」と診断された。治療後の経過　αリポ酸の摂取は中止し、インスリン分泌を刺激しないように食事を1日6回に分けて取るようにしたところ、低血糖の症状は徐々に改善し、退院した。※αリポ酸が体内に入り還元型になると、SH基という構造を持つようになる。このSH基は、インスリンを二つに分断する。「HLA-DRB1*0406」を持つ人は、この分断されたインスリンに対して自己抗体を作りやすい。インスリンにこの抗体が結合し、インスリンが過剰分泌されたのちに、抗体が外れて、突然の低血糖発作が起こると考えられている。-------------------------〓私の通年ＵＶケア対策〓私のケアって言ったら、化粧をしている時ならばUVケアしているといえるかも知れません。顔だけですけれどね。それもファンデーションや下地でのみのケアです。化粧をしていない日ですと、ノーケアです。通年のケア対策となると、化粧をしていない日だと、部屋から出ない!!!（笑）という感じですが、対策にはなっていないんですよね。紫外線対策～秋のＵＶケアの巻～　←参加中

miu 　 2010-10-04 21:11:29 提供：全薬販売株式会社