以前エアロビクスイントラクターとして活躍していたころ、シューズ選びの重要さに思い知らされました。シューズによって膝・腰への負担が変わってくるということを身に染みて感じたからです。
今はずいぶん年齢を重ねてしまいましたが若かりし頃に鍛えていたのとシューズ選びにこだわっていたおかげで、今でも継続して運動を続けられています。現在二男のリトルリーグチームでトレーナーとしてお手伝いさせていただいております。一般的にリトルリーグチームでは残念ながらアップやダウン、ストレッチ・筋トレを十分に行えていないことが多いです。ランニングに関しても「ただ長距離を走らせる」というのが現状です。子供たちのランニング時の姿勢を見ていると様々ではありますが、特に多いのが「気持ち先行の前のめり」の姿勢…。せっかく「負けないぞ！」という気持ちがあるのに、身体が機能的に使えていませんし、それは疲れを増やしてしまいます。小学生でもわかりやすく説明すれば運動機能学的な内容も理解できるので、今やっている「野球」を飛び越えて、運動の基本であるランニングが幾つになっても続けていけるような関わりをしていきたいと常に思っています。
野球というスポーツは使う物品の数が多く親の立場からすると経済的に負担が大きいです。試合用のスパイクは仕方なく購入しても、トレーニング時のシューズは残念ながら日頃遊んでいるときと同じものということがほとんどです。まだ若いからといってシューズの質を落としてしまうと後々関節に障害が出てくるでしょう。そいう知識を伝えるのも私の役目だと思っています。
私自身、現在40代で、一桁、もしくは１０代になりたての子供たち数十名と一緒にランニングすることは正直なところ簡単だとは感じていません。悲しいですが身体は老化していっています。それをフォローするために自分へのメンテナンスは不可欠ですし、シューズ選びもメンテナンスの一つです。
走り終わった後の爽快感…かわいい子供たちと一緒に味わえることの喜び…あと何年も続けていけるように楽しく走り、自分の身体とも向き合っていきたいです。

jianaimei 　 2012-05-03 23:06:56 提供：株式会社クラブビジネスジャパン