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『築地仲卸 伏高』

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こだわりかつおだしで♪今日のお味噌汁

今日のお夕飯の汁物~





なめことお豆腐のお味噌汁

先日ご紹介した、こだわりのかつおぶしで取ったおだしで、
シンプルなお味噌汁にしてみました。



使ったのは、こちらのかつおぶし↓



築地仲卸 伏高:薩摩型本節削り節


前回、まずはそのままお醤油をかけていただきました
が~
今度はこれを使って、おだしを取ってみたのでした。


このかつおぶしで取ったおだしで作るお味噌汁・・・
んんん~まるで料亭の味?!

思ったよりも、ずっとずっと繊細なお味で、
単なる「濃い」っていうのではないんですよね。

香りが豊かで、かつおなのに”華やかさ”があり、
いただくときに、五感を研ぎ澄ませなきゃって気持ちになるような~
これぞ「本物」という味わいがしました


かつおぶし1つで、こんなに違うなんて・・・

改めて、こだわった本物の材料で作ることの大切さ、
そして、和食でのおだしの大切さを再認識させられたのでした。



お味噌汁なんて基本的すぎて、レシピ要らないかなって思うけど、
我が家の味ってことで、覚書きとして載せてみま~す


ではまずは、いつものおだしの取り方から。
(おだしなんて基本的すぎて・・・今日初めてお写真撮りました。)


一番だし、二番だし・・・
小学校の家庭科で習う、あれですよね

でも私は、ちょっと濃いめが好きなので、
よく出てくる「水分量の1%」よりも、ちょっと多めのこんな分量です。
(でも、結構適当に入れることもあります、笑)


【基本の基本!一番だしのレシピ】

<分量>(500cc分)
・お水・・・500cc
・昆布・・・10gぐらい
・かつおぶし・・・20g


<下準備>
#昆布は固く絞ったキッチンペーパーや布巾で表面を拭き、
分量のお水の中に昆布を入れて、しばらく置いておく。





<作り方>
①昆布とお水の入ったお鍋を火にかけて、沸騰直前まで加熱する。
細かい泡が出始めたら火を止めて、昆布を引き上げる。

②そのまま火にかけ、沸騰するまで加熱したら、
ほんのちょっとお水を入れるか、または一呼吸置いてから、
かつおぶしを入れて、また火にかける。





③かつおぶしが浮き上がってきたら、火を止めて、
手早くアクをすくって捨てる。





④かつおぶしが沈んだらシノワで漉し、出来上がり~






<コメント>
*昆布を浸けておく時間は、最低30分~1時間は必要で、
時間があるときには、半日ぐらい置いてから使っています。

朝出るときにお鍋に入れて、お鍋ごと冷蔵庫に入れて行くと、
会社から帰るとちょうどいいぐらいになっています。

*忘れたりして昆布を浸けておく時間がなかったときには、
「煮出す方式」でおだしを取るようにします。
ちょっと風味は変わりますが、これもまた美味しいです。
こちらはまた別途アップしたいと思います。

他に、最初からかつおぶしを入れて煮てしまう方法もあるので、
そちらもまた機会があればご紹介します。

*昆布は沸騰させないこと。
磯の香りがしてしまって、せっかくのかつおだしがまずくなります。

*かつおぶしを入れたら、煮立てないこと。
雑味や臭みが出てしまう前にサッと取り出します。

*漉すときに、ついついギューッと絞りたくなりますが~
これをやると、これまた雑味や臭みがでるのでしないようにします。

*でも、一番だししか取らないとき、お味噌汁とかに使うときには、
味が濃くなるので、私はギューッって絞っちゃいます。
純粋な一番だしではありませんが、ちょっとパンチが出る感じで、
一番だしと二番だしの中間みたいになるんですよねぇ・・・。
(って、ホント邪道ですみません。)

*すぐに使わないときには、氷水で冷まして、
タッパーに入れて冷蔵庫に入れるようにしています。

これで2~3日ぐらいは大丈夫って言われていますが、
私はなんとなく、翌日には使うようにしています。

*漉したかつおぶしと昆布は、二番だしを取るのに使います。
なので、捨てずに置いておいて下さいね。





*シノワで漉すとき、キッチンペーパーも使うと、
さらに澄んでキレイなおだしが取れます。
でも普段は、茶漉しやシノワで漉しておしまいです。



お次は二番だしの取り方に移ります。


【基本の基本!二番だしのレシピ】



<分量>(500cc分)
・お水・・・500cc
・一番だしを取ったかつおぶしと昆布・・・全量
・かつおぶし・・・ひとつかみ



<作り方>
①一番だしを取ったかつおぶしと昆布をお鍋に入れて、
分量のお水(一番だしのときと同じです。)を入れ、火にかける。





②沸騰したら、さらに新しいかつおぶしを加えて、
そのまま10分ぐらい火にかけておきます。

③あとは、一番だし同様、シノワで漉せば、出来上がり~


今日はこちらの二番だしの方をお味噌汁にしてみました。

具材は、なめこと絹豆腐、それから万能ねぎ。
せっかくなので、シンプルなもので味わうことに。


「鼻に抜けるような~」なんて言われるけれども、まさにそれ

二番だしとは思えない香りの豊かさで、
品のいいおだしを存分に味わうことができました。



明日の朝は、残りの一番だしを使って、あるものを作る予定。
お弁当に入れるつもりなので、作ったらアップしますね~。


秋の松茸の時期には、この一番だしで土瓶蒸しとかしたら、
もう最高に美味しいだろうなぁ・・・なんて想像中

ぜひ、秋にはそれも試してみたいと思います。


今回使ったかつおぶしのお店のHPはこちら→★




かつおぶしは、20gでこんな量になります





これ、いつもトースト入れてるお皿なのですが・・・(結構大きいでしょ?)
かつおぶしってカサがあるので、大きめのお皿で計量します。

入れるお皿を決めておくと、そのお皿で目分量で大丈夫

ただ、新しい種類のかつおぶしを使うときには、
削り方とかがちょっとずつ違うので、量り直さないとですが・・・
次回からは、”このお皿”で、”このぐらい”でOKです。



そうそう、先日のカニ祭り
でカニ酢を作ったときには、
こちらの一番だしを使って作りました。

お酢の香りや酸味に負けることなく、
穏やかだけどしっかり香りがあり、とっても美味しかったです


カニ酢のレシピはこちらです↓
★カニ酢のレシピ

(このとき一緒に作った舞茸のお味噌汁は、一番だしを使いました。)



一番だしと二番だし・・・

カニ酢のときには、間違いなく一番だしを使います。
あと、お吸い物やお浸し、茶碗蒸しも一番だしです。
繊細なあんかけとかも一番を使うことが多いかなぁ?

逆に、お味噌汁やおでん、煮物などはあまりこだわりなく、
一番だしのこともあれば、二番だしのこともあり、
一番だしと二番だしを両方混ぜて作ることもあります。
(何かに使った一番だしの残りを入れちゃうことが多いんです。)


この2種類をちゃんと使い分けをすることもありますが~

そんなに取っても使い切れないこともあるので、
お味噌汁や煮物に一番だしを使うことも実はよくあったりします。


朝のお味噌汁や、夜のお届けごはんのときなど、
時間がないときには、一番だしを取るだけにしてしまって、
用途に関わらず一番だしを使っちゃうことが多いんですよねぇ。。。




週末やお休みのときなど、わりと時間に余裕があるときは、
これはこっち、これはこっちって、ゆっくり使い分けができるから、
逆にそういう、穏やかなひとときが大好きだったりします。

何に使うかも考えずに、無心におだしを取ってみて、
美味しく取れたおだしで何を作ろうかなぁって考えたり・・・
ん~~~いい時間ですよねぇ~

今の私が、一番欲しい時間です。



・・・と、長くなりましたが、今日はここらへんで。

今週まだあと3日も残っているので、頑張らなきゃ~



結婚式のこととか、レシピとか、コメントのお返事とか・・・
いろいろ溜まっちゃっててすみません。。。

気長にお待ちいただけると嬉しいです。

ではでは~





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ゆかりん   2011-05-31 23:34:00 提供:株式会社 伏高

企業紹介

株式会社 伏高

「伏高」は、大正7年、祖父、中野高介により、日本橋の鮮魚仲卸として始まりました。
関東大震災の後、中央卸売市場が現在の築地に移転したのを機に、鰹節仲卸となり 主に飲食店様への鰹節、昆布、煮干等、海のだしの卸売を生業としています。

ホームページでは、私自身が「真っ当な食材」と納得できる ものだけを選び集めて販売しています。

正直な話、私が選んだ「真っ当な食材」は、価格だけを比べれば、 世間一般に販売されているものより高くなります。

しかしながら、その分、原料は厳選した素材を使っていますし、 職人はきちんと丁寧に仕事をしています。「価格の差」以上の感動が味わえる食材を品揃えしています。

伏高は「真っ当な食材」をつくる製造家を応援しています。

そして「真っ当な食材」を求めて下さるお客様を大切にします。

「日本の食文化を守りましょう」なんて偉そうなことは考えていません。 ただただ、旨い物を食べた方が人間は幸せだと思っているだけです。

このままでは日本の伝統的な製造家が姿を消し、「真っ当な食材」は絶滅してしまいます。

伏高は、昔ながらに丁寧につくられた食材をお客様のもとへ お届けすることで、子や子孫の世代まで本当においしいものを伝え残していきたいと思っています。

三代目店主 中野克彦

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