『株式会社ハピネット』
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NHKで、9月21日から3夜連続で放送された
「白州次郎」。
3夜連続で画面に釘付けになりながら観ることが
出来て嬉しかったです。
私が白州次郎を初めて知ったのは、
2006年4月5日のことでした。
同じNHKの番組で「その時歴史は動いた」という番組で
白州次郎が取り上げられ、
私はその時、丁度、NHKの番組モニターをしていて、
「その時歴史は動いた」の担当を3ヶ月間しており
その時の人物として描かれたのが「白州次郎」だったのです。
「日本で初めてジーンズをはいた男」
「身長185cm」のイケメン。
まるでジェームズ・ディーンを思わせるような素敵な人。
彼の愛車ベントレー3リッターが映りました。
かっこよすぎる~~!と思ったのですが
彼は、日本の戦後の経済を復興させた立役者だというし、
あの、GHQに対しても「従順ならざる唯一の日本人」と
言わしめた人物。
「その時歴史は動いた」を観た時には
カッコイイということが頭から離れず、
今回、白州次郎がドラマ化され、どんな人だったのか
深く知る事が出来るかもと
すごく楽しみにして観ました。
今回は特に最終回に関する感想を主に書いてみたいと思います。
彼は、思った事を、どんなに強い相手に対してもはっきりと
言う姿勢を貫いてきました。
それはあの、マッカーサーに対しても、です。
陛下からのクリスマスプレゼントをマッカーサーに届けに行った折、
「その辺に置いておいてくれ。」
と言ったマッカーサーに対して
「失礼ではないか!我々は、戦争に負けたけれど
奴隷になった訳ではない!」
と毅然とした態度で話し、手渡しでプレゼントを渡しています。
普通の人間であれば、心の中では(失礼なヤツだ!)と思っても
なかなか言葉や行動では言えないと思う。
それを、見事に言ってのけたのだからスゴイ!!
でも、当然のごとく、敵も多い。
だけど、彼を最も信頼していた吉田茂首相は、
「本当の事をはっきりと言ってくれたのはおまえだけだ。」
と言いました。
これは、最高の褒め言葉だと思いました。
会社員や政治家などは、一般的に「上を見て」仕事をしているので
イエスマンが多いのに対し、
彼は、地位や名誉を持たずして、
要請あらば、政治の世界へ入っていき、
通訳以上の役割を果たす。
それ以外の時は、鶴川村で百姓をしている。
何だかすごいな~と思いました。
彼はとても批判の的にさらされていました。
GHQに魂を売った男
売国奴
ラスプーチン
などと揶揄されていました。
地位があるわけでもないのに、
GHQからも一目おかれ、吉田首相からは全幅の信頼を受けている。
人々が何故?と不思議に思うのも当然だと思います。
私自身も、3日間通して
白州次郎という人は本当に不思議な人だな~と感じましたし、
感想を書くのは、私にとっては、正直言ってちょっと難しいかなーと
思いましたが、書いてみたいと思います。
私の主観で書きますので、正しいかどうかは分からないので
ご了承くださいね。
次郎という人は、人間の「明」と「暗」を持った生き方を
した人だと思いました。
決してキレイ事だけでは済ませられる事だけをしたとは
思えないので、それは「暗」の部分。
だけど、彼ほど日本を愛した人はいないのではないかと
思える部分が「明」の部分。
百姓の師匠と思っていた人に、赤紙が来て召集され、戦死した。
「あれほどの農業の天才は、いくさで死ぬということが、彼の役割ではない。」と
言い切りました。
次郎は、自分は何をすべきなのか、いつも葛藤していましたが、
農業の天才でも、政治の天才でもない彼がやるべきことをまっとうしたと
私は思います。
彼は、赤紙が来ても行かずに生き残りました。
そして
「生き残った俺は、肥やしになろうと思った。
臭いほど、土壌を肥やす。」
という言い方をしていました。
これからの日本に必要なものとして
次郎が挙げた3つ。
それは、
食いもん
金
そして
プリンシブル(筋、生き方)
日本が戦争した事は間違いだった。
その間違いから救うために、
6年8ヶ月に及ぶ占領国家から開放し
日米安保条約に調印。
日本語で書いた、巻紙を読み上げるシーンはジンとしました。
吉田首相が、独立国家に戻したことで、次郎の使命は終わったのです。
それは、いくさで命を落とした人々へのつぐないでもあったと思います。
これが彼の貫いたプリンシブル。
傲慢だった父を毛嫌いしていた男は 実は父が大好きであり、
日本を嫌っていたかのように見えた男は 実は日本が大好きだった。
学生時代、ケンブリッジ大学の教授から学んだこと
「人の受け売りではいけない。
まず否定する。そして再考する。」
このことが、次郎の根底にずっと流れていたように思います。
不思議でかつ、魅力的な人物、それが白州次郎だと思いました。
ラストシーンで、妻 正子は
「時代が変わっても変わらないもの」を求めて
骨董の世界に入っていました。
西行法師に心髄し、
その西行と次郎を重ね合わせて回想していました。
正子と次郎は、一見すると相反するように思えるかも
しれませんが、
実は、根っこの部分は似た物を持っていると思いました。
そして、「一緒に居ないことが夫婦円満の秘訣」と言いながらも
変わらないものを求めている正子は
次郎もまた、その変わらないもの「プリンシブル」を強く持っていて
そんな彼をとても愛していたことを感じました。
素敵でした。
次郎を演じた伊勢谷友介さん
正子を演じた中谷美紀さんをはじめ
キャストが豪華でまた、演技を超えたものがあるように
感じました。
英語の発音など、カンペキで驚きました!
素晴らしかったです。
最終回の感想募集!【NHKスペシャルドラマ「白洲次郎」】 ←参加中
まるみ 2009-09-25 00:04:14 提供:株式会社ハピネット
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