「１０００」っていう数字は日常生活の色んな場面で目にします。

色んな「１０００」に出会ってきましたが、私の中で一番思い出深い「１０００」は、初めて一人で飛んだパラグライダーの「１０００ｍ」です。

私は高所恐怖症なので、パラグライダーを始めたときは、本当に怖くて怖くてたまりませんでした。
１０００ｍどころか、２０ｍ、３０ｍでも心臓ばくばくでした！！

でも何回も通ってるうちにちょっとずつ高さにも慣れていって、一人で飛べるようになって・・・・
飛ぶときに高度計をつけて飛ぶんですが、その数字を見ながら飛ぶと、最初は高さが怖かったくせに、慣れれば慣れるほど、どんどん欲がでてくるんですよね（笑）

１００ｍ、２００ｍ、３００ｍ・・・・
もっと、もっと高くって思ってたある日、たまたま台風が近づいてる日に飛ぶチャンスがきました。
高く飛ぶのに台風の日がいいってことじゃないですよ（苦笑）
たまたまいい風が吹いてる日が、台風の近づいてる日だったんです。

みんなで車に乗り合わせて行きました。
今日の風は違う！って思うと、久々に恐怖もわいてきましたが、それ以上に高く飛べることへの期待感のほうが大きかったです。

飛んでみると・・・・ぐんぐん上昇していきます！
あっという間に上昇して、高度計もピーピー鳴りっぱなし！！
本当に今まで飛んだことのない高さまで一気にあがっちゃったし、なんだか降りたいのに思うように降りれないのを実感してから、ちょっと怖さが見えてきました。
でもまだ８００ｍちょっと・・・・もうちょっと上に行きたい！
人間って欲張りですね（笑）

そこで私は自分の技術と、当日の風を考え、目標を「１０００ｍ」に設定！
すでに８００ｍを超えてるわけだから、あとちょっとと言えば、あとちょっとの話。
でもそこまでにだってまだ危険は残ってるわけですよね。

無事に「１０００ｍ」まで到達し、今度は降りることに・・・・お、降りれない！
思ったよりも風が強くて、本当に降りるのに苦労しました。

「１０００ｍ」っていう目標はその日に達成できましたが、私のとっての「初１０００ｍ」は恐怖と期待が入り混じった、特別なものになりました。

目標をもつと、なぜか気持ちが元気になりますね！

これから先、何か達成しないといけないことは沢山でてくると思います。
そのときにダラダラと何かをこなしていくんじゃなくて、こういう「１０００ｍの目標」のようなものがあるといいですね！
まだうちは子供が小さいので、子供にも目標を持つ大切さを教えてきたいと思ってます。

こころ 　 2011-02-03 17:11:50 提供：ハウスウェルネスフーズ株式会社