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大好きだった飼い猫
ミイコの記事を載せてから

ちょうど一年


今年はミイコが来る前に
我が家に住んでいた


茶トラのトラちゃんの
お話を書こうと思います

タナバタミイコのお話はコチラ↓
http://ameblo.jp/sumiyuka/entry-10584111402.html




トラちゃんはとても気立ての
いいメス猫でした



「美人さん」とは程遠く
どちらかというと地味系



人間で例えるなら
チヤホヤされそうなモテ系
オシャレ好きの女子とは真逆の


生まれた時から
おかーちゃんタイプ


顔や性格は地味で目立たないけど
不思議と好かれ頼られる
おかーちゃん女子でした。
（息子の嫁に欲しい位です）



その頃　一緒に飼っていた
白猫のチーコは美人で健康


盛りの季節になると向う通りの
オス猫が何匹もやってきて
取り合いのケンカになるほどの
モテ女子でした。


そのうえ気性が荒く
最後まで飼い主に
慣れなかったチーコ


ある日　どこかの雄猫と
仲良くニャンニャン遊んでいたら


あれよあれよとお腹が大きくなり
4匹の子猫を産みました。



直後は横になって
おっぱいをあげたりしていたけど


そのうち
子猫が餌を食べられるように
なるかならないかのうちに


「子供の世話なんて
めんどくさいわ」



気にいった雄猫に誘われて
遊びにいってしまいました。



残された子猫達は、さあ大変！



ミャァ（おかーちゃん）
ミャァ（おかーちゃん）



母恋しさに鳴いていた時



一緒に箱へ入って横になり
出ないおっぱいをあげて
いたのがおかーちゃんトラ。



かいがいしく体をなめてやったり
砂をかいてトイレを教えたり
しっぽを動かして遊んでやったり



本当のおかーちゃんのように
子猫たちの面倒をよく見てい
ました。



このトラちゃん
どんなに遠くへ遊びに行っても



母や私が


「トラちゃんや　トラちゃんや」と
呼ぶと




遠くの塀から
猛ダッシュで帰ってくる（笑）




戻って来て
ウニャーァとひと鳴きした後


いつまでもいつまでも
窓ごしにコチラをみている
猫でした。



トラちゃんが遊びに行ったな・・
と　思ったら


「トラちゃーん」と
用もないのに呼ぶ私


猛ダッシュで帰ってくるトラ


その様子が面白くて面白くて
何度も繰り返していました（酷）



何を貰える訳でもないのに
まるでワンコのように
飼い主に忠誠を尽くす


おまけに擦りガラスで
部屋の中は見えないのに


人影が動くのをじーーっと
いつまでも見ているトラちゃんは
実にけなげで可愛いかったです。




「アンタは一番気立てがいいねぇ」



母も特にこのトラを可愛がり
膝に乗せて毛をすいてやって
いました


トラちゃんも
それがわかってか
「ンニャー」とまたひと声鳴いて
喉をゴロゴロさせて
気持ちよさそうにしていました


そんなトラちゃんも
だんだん歳をとり



お隣の屋根からこちらの屋根へ
飛び越えられなくなってきました


それからは


「トラちゃん？」と呼ぶと


塀から降りて
わざわざ外階段をヒョコヒョコ上って
顔を見せるようになりました



――――――――――



8月の夏祭りの晩



「トラちゃんや？トラちゃん？」


ゴハンを用意して
呼んだのですが


その晩は
いくら呼んでもベランダに
来ませんでした。


「おかしいねぇ」
「いつもだったら必ず顔を見せるのに」



母親も心配して
何度もベランダから
トラちゃんの姿を探したのですが
とうとうその晩は顔を見せず



会えたのは明くる日の朝



ベランダのダンボール箱の中で



トラちゃんは
冷たくなっていました



きっと



呼んだ時はもう・・・
駆け寄る力さえ
残ってなかったのでしょう


けれど


飼い主に会いたい・・


その思いだけで
最後の力を振り絞って
私達のもとに帰って来たのかな
と思っています。



―――――――――



夜空に好きな星座を描けるとしたら



私は大好きだったトラちゃんや
ミイコの姿を星座に描いて


夜空で仲良く遊ぶ二匹を
見上げながら


「トラちゃんは気立てが
良い子だったねぇ」
「ミイコも可愛かったよね・・」



母と思い出話を色々と
したいです・・・



みなさんは身近な動物や
ペットとの思い出ありますか？



:*:・(￣　￣ )・:*:

すみん 　 2011-07-06 09:00:00 提供：ハウスウェルネスフーズ株式会社