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今年から幼稚園に通い始めた長男。周りの子達は三年保育で、幼稚園生活の先輩ばかり。長男は二年保育のため、初めて幼稚園バスに乗ったときも、泣いて嫌がって、先生に引きずられていったほどです。
小さい頃は私達の都合で引っ越しが多く、同年代のお友達となかなか遊べなかったので、余計に心配でした。案の定、挨拶ができない、お友達と遊べない、1人だけ踊らない、すぐ泣く、着替えができない、カバンが背負えない、トイレに行けない……と、問題は山積み。
家ではちゃんとできるのに、いざ幼稚園でやるとなると、勝手が違うのか、
「できない、できないんだよおぉぉ」
と泣いて、余計に自信をなくしていました。特に、バスに乗る前と降りた後の挨拶は、毎日バスがくる前に練習タイム。
「今日も挨拶頑張ろうね。どうやるんだっけ?」
とたずねると、ちゃんと
「えとね、おはようございますだね!」
と張り切って教えてくれるのですが、いざバスがきて、先生を目の前にすると、カチコチに固まってしまうのです。幼稚園での生活も、尋ねても教えてくれないので、どうなってるのかさっぱりわからない状態でした。
そんな日々が3ヶ月も続いた頃。
園で三者面談が行われることになり、先生に息子の様子を聞く絶好のチャンスが訪れたのです。
「先生、うちの子はどうなんでしょうか? 結構できないことが多いんですが……」
すると先生は、
「確かに最初の頃は、いろいろありましたけど、今ではお友達とちゃんと遊べますし、お手伝いもできるんですよ。苦手だったカバンも背負えるようになって、わざわざカバンをおろして見せてくれるんですよ」
と、意外な答えが返ってきました。
あんなにぐずぐず泣いてた長男が、いつのまにか逞しくなったようで嬉しくもあり、そして私の知らない間に大きくなった姿を聞いて、ちょっとさみしくも思いました。でも、やはりバスでの挨拶だけはできません。すると先生が長男に「Mくん、明日ね、挨拶頑張ろうね。できたら、先生ぎゅっとしてあげる!」と、言ったのです。長男は大好きな先生からそんなことを言われ、大張り切り。「僕ね、絶対頑張るよ!」と先生と指切りげんまんして帰ったのでした。
そして、翌日。
「今日、挨拶したら先生がギュッてしてくれるんだって?」
「うん!先生、大好きだからね、がんばる!」
と目をキラキラさせてバスを待っていました。
いよいよバスがきて、バスの先生が降りてくると、一瞬かちーんと身体をこわばらせたのですが、
「……僕、やれる」
と小声でつぶやいたかと思うと次の瞬間。
「せんせー、おはようございます!!」
と大きな声で挨拶ができたのです。バスの先生も目をまんまるくして
「Mくんすごいね!挨拶できたね!」
と褒めてくれました。その日、幼稚園から帰ってきた長男は、にこにこ笑顔で
「先生ね、ギュッとしてくれたよ!」
と大喜びでした。
動機が下心だったのは気になるところですが、そうやって自分からやる気になってくれたのは大きな成長だなぁとしみじみ感じました。
しろっち 2012-08-29 01:11:58 提供:くもん出版
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