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学生時代にチョコを渡したのはこれが最初で最後だったと思います。小学生の時、初恋の男の子です。小学校四年生の頃、クラスに転入してきた男の子を好きになりました。その男の子とは席も近く、何かとちょっかいをかけたり、学校が終わった後一緒に遊んだり、家に遊びに行ったりしていました。
バレンタインデーにその男の子にチョコをあげたいと思いました。父と兄以外に男の人にチョコを渡すのはこれが初めて。
毎月のお小遣いをこのときの為に貯めておき、凄くドキドキしながら、どれがいいかとお店の中のチョコを色々手に取ってみたりしました。結局、サッカーボールの形をしたチョコを買い、バレンタイン当日にその男の子の家に行き手渡しました。よく彼の家に遊びに行ったりしていたのですが、流石にその時は凄く緊張して、チョコレートを渡すタイミングとかを見計らっていました。好きですとかは言わず、ただチョコを渡した時に「一生懸命選んだからね」と言いました。まだ幼かった自分なりの告白でした。一か月後のホワイトデー、日曜日で学校が休みだったその日、その男の子が私の家に直接来てお返しをくれました。当時流行っていたキャラクターの缶にキャンディーが入ったものでした。来る前に電話をくれて、今から行っても大丈夫?と言われて、ドキドキしながら待っていました。用事があるからすぐ帰らなきゃいけないという彼は、走ってきたらしく息を切らしていましたが、私の大好きな笑顔で「ありがとう、凄く嬉しかった」と言ってお返しをくれました。その日は雪が降っていて、帰っていく男の子の背中を見送っていたのは今でも覚えています。その後、3学期がもうすぐ終わりという時に、彼がまた転校してしまうことを学年で開いた何かの会で初めて知りました。その時は一生懸命涙を堪えましたが、家に帰ってからはキャンディーの入った缶を握りしめて泣きました。キャンディーの入っていた缶は、その後しばらく捨てられずに長い間机の引き出しにしまっていました。ちゃんと言葉に出来ないまま初恋は終わりましたが、今でも忘れられない甘酸っぱい思い出です。
ままさん 2013-01-26 01:29:05 提供:くもん出版
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