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【木の家】中庭もLDKも自由に行き来できる土足暮らしの家 /重量木骨の注文住宅

周囲を囲まれた土地が 要塞のイメージに合った

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暮らし拝見                                     木の家 MyStyle vol.17





周囲を囲まれた土地が
要塞のイメージに合った

Kさんが家づくりを考えはじめたのは現在5歳になる三女が生まれたころ。家族が増えて以前暮らしていたマンションが手狭になったこと、そして、月々の駐車場代や共益費がかさんでいたことが理由で検討しました。そこで土地を探しはじめたものの、なかなか条件や予算に合うものに巡り会えず約5年ほどすぎたある日、偶然にも今の土地を奥様が見つけ、ほぼ即決されたそうです。
Kさんのお宅があるのは、大型商業施設が並ぶ大阪で人気のエリア・天王寺から徒歩でアクセス可能な好立地。しかし土地は細長く、まわりを工場のビルやマンションに囲まれていて一般的には恵まれた条件ではありませんでした。

「日当たりもいいとはいえないし、ふつうに考えたらデメリットも多い土地でしたが、わが家のライフスタイルやイメージから考えると特に問題がなかったんです。マンションに住んでいるときから洗濯物は内干しが多かったですし、子どもは女の子3人なのであまり外に開けたつくりにしたくない。なんてったって思い描いていた家のイメージが“要塞のような家”ですから。周囲を囲まれた細長い空間は、イメージに合致しますよね。デメリットが多いぶん相場より低価格でしたし、駅から人目のある一本道で帰宅できるので、子どもの安全面においてもいいと思ったのです」(奥様)

実はご主人は以前ゼネコンで建築設計を手がけていらっしゃった建築のプロ。自邸を建てるにあたり設計は、ゼネコン時代にご主人の上司であり、そのころから信頼を寄せていたd&bアーキテクチャーの木内一徳さんに依頼することにしました。

「建築家を数多く知っているなかでも、木内さんのデザインセンスはとても好きで、クオリティの高さもわかっている。人柄も含め信頼できる人でしたのでお任せしました」(ご主人)

工法は木内さんから提案を受けてSE構法に。ご主人は以前からその存在を知っており、安全性や仕上がりの美しさも理解していたため、迷うことなく決められたそうです。
 

わが家にとっての便利を追求
Kさんの「要塞のような」家づくりは、土地選びもさることながら希望する条件も一家のライフスタイルに沿ったユニークなものでした。たとえばよく聞く「家族が集うリビング」ならず「子どもが集わないリビング」。これは決して家族の時間をもたないということではなく、家族それぞれが快適に満足して過ごすためのアイデアのひとつ。マンション暮らしで不便だと感じていたあらゆることを洗い出し、新しい家ではそれらを徹底的に解消したいというKさんの想いから至った希望でした。

「マンションにいるときは、とにかくリビングが散らかって散らかって(笑)。その原因を書き出してみると、結局狭いからではないんですよね。たとえ広くても散らかるような動線になっていれば散らかる。マンションでは何をするのにもリビングを介していたので、本来そこにあるべきものではない衣服や物があふれていたんです。ですから新しい家は、帰宅したらリビングに集うような動線ではなく、まず各自の部屋へ行き、着替えたりカバンやランドセルを置けるような流れをつくりたかったんです」(奥様)



土足の1階はくつろぎの空間
2階は生活のバックヤード

不便を解消して実用的に、ムダをなくすことで家事や雑事の時短をはかるべく家づくりを求めたKさん。その極みともいえるのがLDKと中庭を含めた1階のほぼすべてをタイル張りの土足仕様にしたことでした。

玄関を入るとまず目にとびこんでくるのが、赤い円筒。この中が2階につづくらせん階段になっており、階段の手前で靴を脱ぐようにしました。土足の1階は防音のピアノ室、ちょっとした来客をおもてなしできるリビング、吹き抜けの中庭をはさんでダイニング、キッチンという間取り。そしてダイニングに隣接した小上がりのようなかたちで、下足の板の間を設けました。

「土足って汚れない?掃除が大変じゃない?なんていわれることが結構多いんですけど、ぜーんぜん!マンションのフローリングでは掃除機をかけてさらに拭き掃除をしなければなりませんでしたが、日頃の手入れはほうきでササッと履いてちりとりでゴミを取るくらいでOK。拭き掃除はたまにでいいので、とても楽なんですよ。それから便利なのはキッチン。排水も土間だと使い勝手がいいし、料理をして中庭で食べるときなんかも、そのまま出られるのでスムーズ。マンションにいたときから床に座ってくつろぐという習慣があまりなく、椅子に座っていることが多かったので、特に抵抗もありませんでしたね」(奥様)

靴を脱いで2階へ行くと、そこはKさんいわく「バックヤード」。子ども室とロフト付きの子どもたちの個室、家族の衣類を一括管理する衣装エリア、夫婦の寝室、書斎、バス&ユーティリティーと、プライベートな目的の部屋のみで構成されています。洗面所はゲスト用のものが1階にあるので、2階は完全に家族だけの使用。そこで収納はあえて設置せず、使うものはすべて出しておけるようなシンプルなつくりにしました。

「家族しか使わないから、頻繁に使うものをいちいちしまわなくていい。出し入れ不要、片づけ不要になるだけで、主婦にとってはすごく大きなことなんですよ」(奥様)

子どもたちには、勉強と自分の持ち物の管理ができる最低限のスペースを個室として与え、私物はリビングに持ち込まないのが鉄則。自然と自己管理が身につくようになるというわけです。

「スタイリッシュに見えるからか、デザイン重視の家だと思われることが多いんですが、本当はかなり実用性を考えてつくられている。でもそんなふうに見えないのは、やはり木内さんのデザイン力ですよね。わが家は各々自由に過ごすのが好きなので、この家では個人が気に入ったスペースで、気に入った過ごし方をするのが何よりもいいかたち」とご主人。世界でたったひとつのわが家をつくるのには、ルールも見本もない。家族の暮らしに寄り添ったオリジナルの1軒こそが本当に満足できる家なのだと、Kさんの家には実感させられます。
 


カラフルな扉で分けられた
子どもたちの個室

レッド、イエロー、ブルーに扉の色を塗り分けた3姉妹の個室。好きな色を選んだらたまたまうまく分かれたのだとか。個室には勉強机と私物を収納する棚だけが置かれている。以前はリビングで勉強していたので事あるごとに片づけをしなければならなかったが、個室なら教科書やノートを広げたまま中断できるので便利とのこと。上部はロフトになっており、寝室として利用。


ひときわ目をひく
赤い円筒の壁

K邸でひときわ目立つ赤い円筒の中は、実はらせん階段。らせん階段を設置するのは当初からの希望で、壁をつけることも条件。「何かシンボリックな色があってもいいんじゃないかと思って」とご主人の好きな赤に決定。


寝室のロフトは書斎に
夫婦の寝室の上部はちょっとした書斎になっている。ここでご主人はパソコンを開いたり、マッサージ機でリラックスしたり、忙しい日々のつかの間の休息を味わっているそう。


使い勝手を追求した
業務用の土間キッチン


土間のキッチンにも実用性を重視した奥様の工夫が生かされている。シンクは使った食器などを洗う用と食材用、2つを設置。3口のガスコンロの下には300℃まで上がる本格的なガスオーブンもある。これらはすべてFUJIMAKの業務用。カップやグラス、お茶類などを一括で管理する飲み物専用のスペースもつくり、シンクやコンロまわりの収納も出し入れしやすいようにオープンにしてある。


夜でも練習に集中できる
防音のピアノ室を完備


Kさんの3姉妹はみなピアノを習っており、家にはグランドピアノがある。なかでも長女はコンクールに出場するほどの腕前なので、練習量も多い。以前はリビングにピアノがあったので、練習時間も限定されていたが、防音のピアノ室を設けたため、いつでも心おきなく練習ができる。



明かり取りの中庭は、
姉妹の遊び場&家族の集いの場!


K邸の中心にある吹き抜けの中庭は、日照条件の厳しい土地であったため、室内に陽がいちばん長く入るよう計算された位置に配置された。ここでは姉妹や犬が遊んだり、ダイニングのテーブルを移動して食事をしたり、バーベキューなども楽しんでいる。


▼設計・施工/d&bアーキテクチャー
http://www.d-b.co.jp

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