【木の家】景色を楽しめる、大開口の家　／重量木骨の注文住宅｜重量木骨の家ファンサイト

商品説明

暮らし拝見　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木の家　MyStyle vol.33

暮らしを彩る窓いっぱいの空

　クルマでも勾配を感じるほどの坂道を上ると、緑に囲まれた山の中腹にT邸はありました。Tさんご家族が以前に暮らしていた家は、現在の場所からわずか3分しか離れていません。移動が近距離であれば、生活パターンを変えることもない、新築を建てるうえでは理想的ではないかと思われますが、「生活するうえで坂の大変さを感じていたので、できれば山を下りたかったんです。土地探しに2年半を費やしましたが見つからず、結局、山に戻りました」と苦笑する奥様。でも、手に入れたのは平地では得られない眼下に広がる風景と大きな空でした。

「この眺望を活かす家にしたいという理想がありました。そのため2階にリビング、そして東側に景色が楽しめるお風呂をつくる。それが私たちの条件でした」
しかし、在来工法ではお風呂場にかかる重量の問題がクリアできないことがわかりました。注文住宅、そして木造建築は外せないと思案していたところ、出合ったのがテラジマアーキテクツでした。
「相談したところ、SE構法ならできますよ、とあっさり（笑）。SE構法については何の知識もなかったのですが、大空間と大開口、お風呂もすべてOKというので、すぐにお願いしました」とご主人。

そしてできあがったのはSE構法を活かした約52m2もの大型のリビングダイニング。また得意とする大開口の、景色を存分に楽しめる、採光にも配慮された二層式の窓でした。窓の総幅は5m60cm。高さ2m40cmの大型の窓と高さ77cmのはめ込み式窓を備え、その高さは2m70cmの天井まで届くほど。まさにリビングダイニングの一面がほとんど窓という、贅沢な空間が完成しました。ご夫婦は景色をムダに遮るだけと、カーテンや雨戸の取り付けもやめたそうです。
「目覚めて、1階の寝室から階段を上がれば、すぐに窓から青空が目に飛び込んでくる。それは清々しいのひと言に尽きます。夜になれば今度は夜景が美しい。この窓からの眺めは本当に最高です！」

　

映画観賞が趣味というご主人のため、大型テレビのほか、可動式のスクリーンも設置。
また観賞時に家族5人が一緒に座れるソファは、新居の必須アイテムだったそうだ。

家族とペットが伸び伸び暮らす空間
　T邸にはご夫婦、9歳、6歳、4歳の男の子、そしてたくさんの生き物が同居しています。イヌ、ヘビ、カメ、水槽にはカクレクマノミ、スズメダイ、カエルアンコウ、イセエビ……またウツボとサメも暮らします。生き物が大好きというご主人が新築に当たり熱望したのが、大型の水槽を置くことでした。

「妻の希望で玄関ホールを広く設計してもらっていました。本当は別な場所に壁にはめ込むスタイルの水槽を置こうと思っていたのですが、諸事情で難しくなってしまって。というわけで玄関ホールを少々、分けてもらったんです（笑）」
水槽は幅1m80cm、高さ90cm、奥行き80cmという水族館にあってもおかしくない大型サイズ。しかも下部に浄水装置を備え、上部から水槽の手入れもできるT邸だけの特注品です。
「サメを飼っていることが学校で評判になったらしく、子どもたちのお友達がよく遊びに来てくれますね」
ちなみにイヌのトイプードルは女の子。ゆえに「可愛い私の娘です！」と、奥様には癒しの存在となっているそうです。

昨年末に入居してから、遊べる場所が増え、子どもたちだけで遊べるようになったと奥様。とくに2階にあるロフトは絶好の隠れ家になっていると笑います。
「家中を使って伸び伸びと楽しんでますね。リビングへのおもちゃの持ち込み禁止がルールなのですが、ロフトはOK。あれこれ持って上がっています。私たちから見えないというのが彼らにとって喜びのようですよ。それに上から見下ろせるのも嬉しいみたい。お友達ともロフトにこもって、一生懸命遊んでます」
3人のお子さん、そしてトイプードルが元気に走り回る様子はT邸だからこそ実現したものです。

1階のご夫婦の寝室、書斎、子ども部屋すべてからアプローチできる庭。出やすいよう、タイル敷きに。

「私たちにはエコに配慮するという視点はなかったんですが、テラジマさんが通風や採光を考慮した設計をしてくれました。また断熱などの性能面も装備してくれたおかげで、この冬は過ごしやすかったですね。以前の家は冬寒くて、夏暑かったですから、夏が来るのが楽しみです」と奥様。ご主人は「何度か変更をお願いする場面がありましたが、設計と施工が同じ会社ということもあって、対応が早い。この連動の良さは安心でした。」
いま、奥様は少しずつ家に手を入れながら、自分らしいスタイルをつくりあげている途中です。そのひとつが、イタリア料理のシェフとしてのキャリアを生かすべく、近々、庭に設置予定のピザ釜です。そして家庭菜園や彩りある花々を育てることも計画中とか。お手製のピザとたっぷりとした日差しで育った美味しい野菜が食卓に乗る日も近いようです。