1月に就航したばかりの高速ジェット船「セブンアイランド大漁」。
速い・揺れない・快適を謳った新しい船の門出を祝って始まった、パックツアーで復興支援が国からされているのでこのようなお得なお値段でお目見えしているのです。
道すがら、港湾の方か汽船の方か、細かく案内をしてくれます。
待合所には津波非難マップが。
個人旅行の際、旅先では必ず自己防衛の意味で避難ルートや海抜を確認するようにしています。
伊豆大島には知人もいますが岡田港付近もかなり被害があったと聞いていましたから、いろんな災害を想定しての避難ルートを頭にかすかにでも入れておきたいものです。
椿まつりが始まったこと、テレビ・新聞で紹介されたこともあって、この日もバスが30台も待機。
お客さんも大漁ですね。
バスに乗り込み、元町港を出発、東海汽船の女性の方から簡単なツアー工程を説明いただきながら山面を進んでいきます。
島の簡単な成り立ちは車内アナウンスにて、災害についてや今の椿のようすなどはバスのドライバーさんがマイクで教えてくれました。
ちなみに、島内はあまり電波の入りはよろしくない・・・。
何度も圏外になりながらFacebookのタイムラインを更新していました
山肌無残な箇所の横も通って行きます。
2013年10月の台風26号による土石流災害から11年半が経ちました。
いまだ傷口も悲壮なまま、こんな元町の港の近く、大島のメイン道路の場所にも残っています。
土石流は道路や民家の集落のある、低い位置を無論通って流れてしまったのでしょう。
こうした悲しい結果を、次の未来へ生かしていかなければなりません。
火山や岩、温泉が好きではまればはまるほど、背中合わせの災害についても考えないわけにはいかないんですよね。
自然は人間よりも大きく、いにしえからの存在。
人知を巡らせて向き合っても、けして純粋なRispectを失ってはいけない存在だと。
■椿トンネル(バス車窓より)
最初のスポット「椿トンネル」です。
椿、かすかに赤く咲いていますが見えるかな?
アーチ状の枝の左右にちょこっとだけしかまだ咲いていませんでしたが、満開だったならそれはそれは美しい真っ赤なトンネルだったのではないかと思います。
■寿老椿(バス車窓より)
樹齢600年?と言われるトンネル内最古老の椿。
強風で根から折れてしまったその痕が見られます。
やがてバスは、最初の降車スポット、
■椿資料館に到着です。
<つづく>
投稿日時:2015/03/07 : 苺子の薔薇ごこち 提供:大島椿株式会社