『ワイン、食品、飲料、インテリア、美容グッズのお店「おとぎの国」』
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わたしの人生を180度くらい変えた人がいます。わたしの今の職場の直属の上司なのですが、その人に「朝座さんが詰めているボトルはこういうところに並んでいるんだよ」と初めてバーに連れて行ってもらったことで、わたしの世界が変わりました。
その人がいなかったら、今の仕事も「作業」になってしまっていたと思うし、そのお酒の価値というものもわからなかった。
決して安いお酒ではないから、飲む人にとって見たら最初で最後の一本かもしれない。大切に飲む人もいるかもしれない。だからこそ、一本一本丁寧にかかわらなくちゃいけない。
そのことも学びましたし、「わたしが今大切な人」と仕事以外で引き合わせてくださったことにも、感謝しています。
今回縁あって「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」をいただいたので、そんな頼れる上司に相談して、「ワインテイスティング会」を開いてもらいました。
今回で「第10回」になるテイスティング会。その時々で、ウイスキーだったり白ワインだったり、日本酒、ビール、ボジョレー、ジンなどさまざまなお酒を題材に勉強します。メンバーは多数おりますが、皆勤しているのは唯一わたしだけであります!(あとは当たり前だけど、上司である主催者です)
会場はわたしの大好きなカフェ。主催者の仕事の都合で20時からのスタートとなりました。突然の開催だったので、参加者は5名です。
今回はわたしの持ち込んだ「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」、主催者が用意した「ルチェンテ・トスカーナ」「セレッイィオーネ・ヴルカラフェウド・モントーニ シチリア」と参加者のひとりが飛び込みで持ち込んだ1300円のワイン―――の4種です。
一番左が「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」になります。
「色はビロードのような色。緞帳のような。さわかやで、すっきり何かのハーブ香がします。飲んでみるとほのかな甘み、水に溶けたシロップ、たとえばサトウキビのような植物性の砂糖の味。可愛らしい印象なんだけど、芯のある甘みが口の中に残ります。酸味も少なく、タンニン感は低い。どこか水っぽい印象がありますが、とにかく飲みやすい。酸化していくとどこか香りも重たくなりますが、大人の女性のようなツヤが出てきますね」
という、わたしのテイスティングコメントです。同調してくださった人が多かったのがうれしかったですね。
主催者はわたしが感じたテイスティングコメントを踏まえたうえで、
「木材、樽香が強くて、ルビー、ラズベリー、フローラル。干したピール。僕はバター感を強く感じますね」
とおっしゃっていました。
「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」はサンジョベーゼというブドウを使っています。(地元品種で「山ルビー」というブドウがあるのですが、それに似ているそうです)このブドウは非常に濃いルビー色で、強い酸味とやや強い渋みがあります。香りがやや弱いが、イチゴやサクランボなどフレッシュな果実香、茶葉やスミレのフローラル香やスパイス香を持っています。晩熟で、暑い年には濃厚で、アルコール分が高く、長期熟成向きになるそうです。(すべて主催者の用意した資料を抜粋しています)そんなサンジョベーゼ(グロッソ)というブドウを100%使っているからこそ感じる、上記のテイスティングコメントです。
「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」は「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」のセカンドワインです。ブルネッロが熟成期間3年のところ、1年で出荷されるんですね。他、詳しい商品説明はおとぎの国ファンサイト をご覧になってください。作り手さんの情熱や、天・地・人のバランスを考えたこだわり―――わたしもパートながら痛感していることですが、飲む人にとっては「記念の一本かもしれない」というひとつひとつの繊細さ。この作り手さんは女性なのですが、これらのそんな女性らしい気遣いがこの一本に、ワインと一緒に詰められています。
そして場所を変えて、ソムリエさんのいるピザのお店。ここでも、試飲してもらったんですよ。(余談ですけど「1300円を当てろ」という無茶なことを主催者がやらせていましたね)
この4種類の中でも「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」は非常に飲みやすく、万人受けする――特に女性向きの味だとおっしゃっていました。わたしも感じましたけれど、総合的にかわいらしいんですよ。
わたし今回、テイスティングに特化してしまいましたけど、このワインはドルチェに絶対合いますね!やはり主催者もソムリエさんも「樽香がする」っておっしゃっていたので(わたしはあんまり捕まえられなかったのですが―――樽貯蔵庫の香りがするとも)、チョコレートとの相性はバツグンだと思います。
20時から始まったテイスティング会も―――解散したのは深夜0時半。もちろんワインの話が中心でしたが、ほかにも主催者と参加者のHちゃんが今夏結婚式を挙げることを知ったんですよ。 「本人(主催者)は何にもしてないけど、わたしにとって感謝してもしきれない縁をいただいたの。わたしが今こうしていられるのもの、主催者(さん)のおかげなの。わたしの人生こんなに影響されちゃったんだから、絶対に幸せにならなないと許さないんだからね!!」 そして結婚式に、慇懃な電報の中に「わたしの砕けた長文電報をまぜるからね(なんと迷惑。笑)!」と捨て台詞を残しました。
「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」は、イタリアからの味もちろんですけど、楽しい夜も運んでくださいました。やはり、おいしいワインだからこそ、できる会話というものあると思うんです。こういったおめでたい話も、「ロッソ・ディ・モンタルチーノ2012 コルデラ」のおかげで、聞けたんですよ。
飲めて本当に良かった!!
miori 2016-02-12 21:52:31 提供:株式会社OTOGINO
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