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日焼け止めについて 1 (紫外線と光老化)

陽射しも暖かくなり、いよいよ春本番ですね。そこで気になるのが「紫外線」!紫外線は一年中降り注いでいますので、冬でもUV対策を怠ってはいけませんが、紫外線が強くなるこの時期はさらに力を入れたいところです。とはいえ、日焼け止め選びって本当に難しいです。成分を優先するのか、仕上がりや効果を重視するのか‥。そこで日焼け止めについて改めて勉強し直してみました。それをふまえて、日焼け止めを選ぶ際に、チェックしておくべきポイントを私なりにまとめてみました。iherbなどで購入した日焼け止めをレビューする際に、補足としてこの記事があるとわかりやすいかなと思って作成しました。紫外線の種類(UVA,UVB,UVC)紫外線とは、太陽光線のなかで人間の目に見える光より波長の短い電磁波(100~400nm)のことです。紫外線はさらに3つに分類され、波長の長い順に長波長紫外線(UV-A、315~400nm)中波長紫外線(UV-B、280~315nm)短波長紫外線(UV-C、100~280nm)に分けられます。波長が短いほどもっているエネルギーが高くなります。よって最も有害なのはUVCですが、UVCは大気中の酸素分子とオゾンによって吸収され地表には届きません。地表に届く紫外線はUVBとUVAで、UVAがその大部分を占めています。地表に届く全紫外線のうち、UVBは約5%、UVAは約95%です。UVBは5月~8月がピーク。冬は夏の1/5程度で季節による差が著しくなります。UVAのピークは4〜8月で夏に多いのですが、冬でも夏の約1/2程度。通年注意が必要です。UVAとUVBが肌に及ぼす影響具体的に肌に現れる影響は、UVAとUVBで異なります。炎症を起こして赤くするUVBUVBは波長が短く、その大部分は表皮までしか入れません。皮膚に炎症を起こして赤くする(紅斑)力が強く、皮膚が赤くなってヒリヒリする、水ぶくれができるなどの激しい「サンバーン(日光性皮膚炎)」を引きおこします。「光老化」を引き起こすUVAUVBよりも波長が長く、表皮の一番下にある基底層や、真皮にまで達します。基底層に達したUVAはメラノサイトを刺激し、メラニン色素の生成を促して、肌を褐色にする「サンタン」を進めます。メラニン色素が多すぎるとシミの原因にもなります。またUVAは真皮に入り込めるので、コラーゲンやエラスチンにも悪影響を与え、シワやたるみの原因にもなります。深く静かに肌ダメージを進めるのがUVAの特徴です。紫外線によって生じるシミ、シワ、たるみの「光老化」はUVAが深く関係しているのです。日焼け止めの紫外線防御力の指標は「SPF」と「PA」。SPFはサンバーンを起こすUVBを防ぐ力、そしてPAはサンタンを起こすUVAを防ぐ力を表したものです。私がより注意したいと思っているのはUVAです。地表に届く全紫外線の大部分をUVAが占めていて、日常生活で知らず知らずのうちに浴びてしまいます。しかもUVAは年間を通して降り注ぎ、波長が長いため雲や窓ガラスを通り抜けてしまいます。天候に無関係、屋内にいても要注意ということ!「日焼け」というと夏の強い日差しによる「赤くなってヒリヒリする日焼け」を問題視しがちですが、ゆっくりと肌に影響を与えて、しわやたるみの光老化につながっているなんて恐ろしいですよね。インドア派の方も注意が必要です!今年は各メーカーこぞってPA++++の新製品を発売していますよね。それほどUVAの防御に注目が集まっているということなのでしょう。日焼け止めについて 2 に続きます。.

* pina *   2013-03-27 14:00:26 提供:株式会社エクセレントメディカル

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